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クレジットカードのポイントで投資体験 若年層の開拓狙った資産運用サービス

  • 投資

※この記事は、過去に掲載したものを再編しています。

年金への不安や低金利の貯蓄を避けて、
投資などの資産運用を始める若年層が増えていますが、
一方で、「リスクが怖い」「投資原資がない」
という声も多く聞かれます。
金融庁が今年、
少額からの積立・分散投資に適した「つみたてNISA」を始めたように、
若年層市場の開拓が進む中、
低リスク・手軽さをウリにした商品が注目を集めていますので、
一部ご紹介したいと思います

クレジットカードの「ポイント」で投資

ある会社は同社のウリである、有効期限がないポイントを
運用して投資を疑似体験できるサービスを提供。
ポイントはカードの支払いに当てたり、景品と交換できたりします。

日本初のポイント積立投資専用
を謳ったクレジットカードも登場しており、
貯まったポイントは毎月現金化され、
そのまま海外ETF(上場投資信託)の積立投資に
ポイントを失効させないで有効活用することができます。

そのほか、ポイントを投資信託の買付代金一部または全てに
利用することができるサービスを提供している会社も。
同社は、サービスの開始とあわせて、
投資信託の最低購入金額を
業界最低水準となる100円に引き下げており、
投資信託購入の敷居を下げ、若年層の開拓を進めています。

買い物の「おつり」で投資

登録したクレジットカードや電子マネーで買い物した際のおつりを
自動的に世界中の資産に分散投資できるアプリがあります。
買い物の度に、アプリ上におつりデータが自動更新され、
投資するかしないかを選択するだけ。
投資を選択したおつりの総額が、
あらかじめ登録しておいた銀行口座から自動で引き落とされます。
毎月5円から1円刻みという少額から投資することができます。

「マイル」で投資

飛行機の搭乗距離や買い物額に応じて
「マイル」と称するポイントが付与されるマイレージサービス。
無料航空券への交換や座席のグレードアップができるため広く普及しています。
一方で、マイルには有効期限があるため失効してしまうことも少なくありません。
そんな失効してしまいがちなマイルを有効活用できるサービスをANAが開始しました。
毎月1,000マイルで500円の投資が行えます。

いずれのサービスにも共通していえるのは、
リスクを抑えつつ、
「買い物のついでに」の感覚で資産運用が行える

こうした「気軽さ」が
若年層向けの金融商品のトレンドとなりそうです。