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Column

お役立ちコラム

「iDeCo(イデコ)がお得」 ちょっと待って!② 自営業者やフリーランス

マネーの基本貯蓄老後

前回に続き、個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」について、
「自分にとってメリットがあるかどうか」判断する
具体的なケースをご紹介します

自営業者・フリーランスの方

前回の記事で、
iDeCoは終身年金として受け取ることができないとお話しましたが、
終身年金という観点でさらに見ていくと、
自営業者・フリーランスの方も、
iDeCo以外の方法も考慮したほうがよいと考えられます。
会社員の方の終身年金が、
国民年金・老齢厚生年金・厚生年金基金と「3階建て」なのに対し、
自営業者・フリーランスの方は、
国民年金だけの「1階建て」で、
「2階建て」の年金をもらうためには、
自分で国民年金基金やiDeCoなどに入り、カバーする必要があります
国民年金基金の現在の予定利率は1.5%なので、
これから加入するのであれば利率の面ではiDeCoのほうが有利です。
ですが、国民年金基金が始まった1991年~1995年までの予定利率は5.5%、
1995年には4.75%に引き下げられたものの2000年までは4.75%が続いていたので、
この時期に加入していた場合、ずっとこの利率が続くので、
国民年金基金を続けたほうがよいといえます。
さらに、国民年金基金はiDeCo同様、
掛け金は全額所得控除でありながら、
iDeCoと違い口座管理料がかかりません。
自営業者・フリーランスの方は、国民年金基金と合算して
毎月6万8,000円までiDeCoに拠出できますので、
まずは国民年金基金に加入し、掛け金の拠出枠が余っていれば、
iDeCoを利用するという方法もあります。
その場合、国民年金基金は(国民年金も同様)、
「インフレ」(物価上昇)に弱い制度だということを念頭において、
iDeCoの利用を考えることをおすすめします。
「インフレ」とは簡単に言うと、
100円で買えていた商品が、将来、
200円出さないと買えなくなるかもしれないということ。
そうなるとなぜ国民年金基金だと弱いのか
それは先述の通り、
加入した時期の利率がずっと続く「固定金利」だから
一方、自分で運用するiDeCoは運用実績によって利率が変わります
iDeCoは定期預金、保険商品、投資信託が選べますが、
国民年金基金との併用を考えた場合、
ローリスクローリターンの定期預金などよりも、
投資信託での運用を最優先に考えて
インフレリスクに備えるとよいでしょう。

本格的に投資をしたい方

iDeCoの投資信託について触れましたが、
銀行や証券会社によって準備している投資信託の数はまだまだ少ないといえます。
限られた中から選ぶことになりますので、
ご自身で納得のいく投資先を選んで運用したいと考える方にとっては
少しものたりなさを感じるかもしれません。

このように、ケースによってメリット・デメリットが変わってきます。
広く一般に情報発信しているものを鵜呑みにして判断することは危険を伴います。
何事もそうですが、「自分にとってどうなのか?」という視点で考え、
リスクとなりえる部分は他のものでカバーするなど、
バランスよく制度を活用していきたいですね

 

bn_seminer