ページトップへ

見方を変えれば、お金は今よりもっと身近になる!
読んで得して役立てて、楽しいライフプランを。

記事監修

神戸の独立系FPオフィス代表今村 浩二(上級ファイナンシャルプランナー CFP)

【ゼロからはじめる投資信託vol.4】投資信託はこうやって買おう

編集スタッフ 谷(ファイナンシャルプランナー)

これまで数回にわたってお送りしてきた投資信託シリーズですが、今回が最終回となります(涙)。
最後はシンプルに「投資信託の買い方」で締めくくりたいと思います。

★前回までのお話★
【ゼロからはじめる投資信託vol.1】投資信託ってどういうもの?
【ゼロからはじめる投資信託vol.2】投資信託の儲けや損はこうやって決まる
【ゼロからはじめる投資信託vol.3】投資信託の運用方法・選び方について

目標を立てる

資産づくりを目的とした投資であれば、始める際に、まず最初にしていただきたい事があります。
何か?
それは、「目標を立てる事」です。
これは実際に日頃の個別相談でもお話させていただいていることなのですが、ゴールから逆算することで、いまやるべき事が明確になるからです。

人間は脳の仕組上、先にある事ほど過小評価してしまう生き物なので、遠くにある物事ほど先延ばしにしてしまう傾向にあります。
私は日頃、こちらをイメージしていただくために、夏休みの宿題などにたとえてお話しています。
私自身、小学生時代、あとで困ることを分かっていても、毎年先延ばしにしていました(笑)。

弊社に相談にこられる方は、老後の生活に関するご相談が一番多いため、今回は分かりやすく「老後の資産づくり」を例にあげますが、
老後の資産の問題については特に絶対に失敗できないからこそ、まず初めにゴールから設定する必要があります。

というのも、年々平均寿命はのびていて、女性で90歳のお誕生日を迎えられる方は5割以上といったように、今や大人になってからの人生の半分は老後ともいわれています。
少しこの点を冷静にイメージしていただきたいのですが、定年を迎えてからの30年ほどある老後の生活費のすべてを年金で賄えるという方は、おそらくほとんどいないでしょう。
また、老後の生活費に年金を引いた不足額を現役時代の預貯金だけで賄えるという人もおそらく今後どんどん少なくなっていくでしょう。

だからこそ、「いつまで」に「いくら」必要なのか?
こちらをあらかじめ押さえておかないと本当にお金が必要な時がくる前に使いきってしまったり、「あとほんの少しだけ積み立て額を増やすだけで、優雅な老後を過ごせたのに……」といったような後悔が残ることになります。

まずはゆっくりと時間をかけて、「老後の資金作り」や「これから生まれてくるお子さまの教育費用づくり」など、将来叶えたいことを書き出して目標を設定するところからはじめましょう。

「積立てだけではまだ足りない」リスクとの付き合い方

【ゼロからはじめる投資信託vol.2】投資信託の儲けや損はこうやって決まるで触れたように、投資信託の儲けや損は保有している数に売却する時の価格をかけた金額で決まります。
リスクに対処する方法として、「積立て」という方法で「ドルコスト平均法」の効力についてお伝えしましたが、今回はその他の方法として「長期」と「分散」についても触れておきたいと思います。

いくらプロに運用を任せているとはいっても、短期的に値動きを読むのは難しい上に、当たれば儲かる反面、外れれば損してしまう可能性もあります。
そこで、短期的な予想は当たらない事を前提として「長期」で考えます
年々少子高齢化が進み、人口減少の傾向にある日本に住んでいるとあまり感じないことですが、世界全体でみると人口は右肩上がりで増えています。

人口が増えると、働き手が増えることで経済も成長するので、世界の代表的な投資信託の価格をみると、一時的に元本を下回る期間がありつつも、長期的には経済成長とともに右肩上がりに増える傾向にあります。
基本的に企業は存続する限り、右肩上がりに成長していきます。
つまり、世界の経済成長が反映されるものに投資をすれば、世界の経済が成長する限り、資産運用は成功するといったことを意味します。
このようなことから、価格の変動に一喜一憂せず、世界の経済成長に沿って長い目でみて投資を続けていくことが重要となります。

続いて、値下がりのリスクを抑える要素となる「分散です。
「分散」については以前にもお話しましたが、それぞれが値動きの違う株同士を組み合わせる事で、景気が悪くなったような時でも値崩れしにくくします。
例えば景気が良い時に値上がりする株と、景気の影響をあまり受けない生活用品の会社といったように、それぞれ値動きの違う株同士を組み合わせる事で値くずれしにくくなります。
詳しくは、【ゼロからはじめる投資信託vol.1】投資信託ってどういうもの?に書いていますので、未読の方は是非ともご覧ください。

投資信託を売却するタイミングについて

投資信託を売却するタイミングはいつでしょうか?
それは、「お金を使う時期」が来た時です。
投資を始める際にたてた目標以外では売らないという事が重要となります。
自分の持っている投資信託の価格が大きく下がってしまうと、最安値になる前に手放したくなりますよね?
誰だってそうです。
しかし、そういった時に売却するかしないかが、投資で成否を分ける分かれ道となります。大きく下がっても、売却を思いとどまった人が成功しているのです。

これまでにバブルやリーマンショック、東日本の震災、昨今のコロナといったように経済に多大な影響を与える様々な出来事がありましたし、これからもそういった経済に影響を与える出来事は確実に起こるでしょう。
ですが、これまでもお伝えしたように、積み立て投資信託の場合、価格が下がって終わりではなく、価格が下がっている時ほど量をたくさん買えます。
だから価格が下がっている時こそ、ぐっと堪えて資金を育てていくという意識が重要となります。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。
これまで、全4回にわたってお送りしてきました投資信託シリーズですが、いかがでしたでしょうか?
実は、今回の冒頭にお伝えした、「目標を立てる事」こそが、私が今回の記事を通じて一番皆さんにお伝えしたかった事です。
なぜなら、目標(ゴール)を決める事で、いまやるべき事が決まる。
つまり選ぶべき商品が決まるからです。
最初から金融商品にフォーカスするのではなく、まずは人生全般を通して何が足りていて何が足りていないのかについて整理することで本当に必要な商品がみえてきます。

シェアする
フォローする

マネレピのコラムはすべて
神戸の独立系FPオフィス代表
今村 浩二が監修しています。
上級ファイナンシャルプランナー(CFP)・独立系ファイナンシャルプランナー(IFA)として
神戸・大阪・姫路でマネーセミナーや個別相談を実施。