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神戸の独立系FPオフィス代表今村 浩二(上級ファイナンシャルプランナー CFP)

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【投資成功のカギは資産配分 後編】資産の相関性も見ていますか?金融アドバイザーが解説

編集スタッフ 今村(ファイナンシャルプランナー)

IFA(独立系金融アドバイザー)として個人の資産運用のサポートをしている私は、お客様にこうお伝えしています。
“投資信託は「何を買うか」よりも「資産配分」が大事”

資産配分というのは、「投資対象地域」と「投資対象資産」の組み合わせ・割合を決めることです。
前回のコラム『【投資成功のカギは資産配分 前編】国内と海外の比率は?金融アドバイザーが診断』では、投資対象地域についてお話しました。
今回は、投資対象資産についてのお話をお届けします。

相関性が低い資産を組み合わせる

投資信託で利益を出すには、長く続けることが大事になってきます。
そして長く続けるには、リスク(価格の振れ幅)を抑えることが重要です。
あまりに価格の振れ幅が大きいと、ハラハラドキドキ、怖くなって手放してしまうという心理的負荷がかかるからです。

では、どうすればリスクを抑えられるのでしょうか。
相関性が低い(逆の値動きをする)資産を組み合わせるとリスクを抑えることができます。
極端な表現になりますが分かりやすく言うと、真逆に動く資産を同比率で保有するとリスクはゼロになります。
たとえば、10%上昇した資産と10%下落した資産を1対1で保有していたら、リスクはゼロになるということです。

そして、資産の価格変動の相関性を数値化したものが「相関係数」です
相関係数はプラス1からマイナス1までで表されます。
プラス1に近づくほど値動きが連動する傾向が強く、逆にマイナス1に近づくほど逆の値動きをする傾向が強いことを示します。
ですから、ゼロ近辺かマイナスのものを組み合わせるとリスクを抑える効果がかなり期待できます。

株式と債券は相関性が低い資産

相関性が低い資産について、具体的にみていきましょう。
伝統的資産である株式と債券、両者は相関性が低い資産です

なぜ株式と債券は相関性が低いのか

株式を買うということは、企業に出資することを意味します。
投資家は株式を購入することで企業の成長をお金の面からサポートし、そのお返しに企業の収益の一部を受け取ります。
債券との大きな違いは、企業は集めたお金を投資家に返す義務はないということ。
出資額の返還は約束されておらず企業の収益は不確定、となるとリスクは大きいですが、収益の成長に上限はないため大きなリターンが期待できます。

債券を買うということは、国や企業にお金を貸すことを意味します。
国や企業は投資家に借金をしたことになるので、株式とは違い、借りたお金を投資家に返す義務が生じます。
そして借りたお金は、利息をつけて返済されます。
債券が満期になると投資したお金は全額戻ってきますが、株式のように収益の成長を還元する仕組みではないため、リスクは小さいですがリターンも小さくなります。

株式 債券
元本保証 × 〇(原則)
リスク
リターン

株式と債券の違いをおさえていただいたところで、両者がなぜ逆の値動きをするかの説明に入りたいと思います。
景気が好調なときは企業の業績も上がっているので、株価は上昇します。
このとき投資家は、値動きの小さい債券よりも株式のほうに価値を感じて購入するため、株価はより高くなります。
一方で景気が不調なときは企業の業績が悪化して、株式を持っていることで生じる損失が大きくなると予想されるので、より安全な資産である債券を購入する投資家が増え、債券価格は上昇します。

つまり、株と債券を保有しておけば景気上昇局面・景気後退局面どちらでも、資産が大きく減ることはなく安定的な資産形成が可能になる、というのが資産配分の基本的な考え方です

最後に

2回にわたってお届けした【投資成功のカギは資産配分】、いかがでしたか。
資産配分を決めることの重要性についてお伝えすることで、利用されている投資信託を見直されるきっかけになったり、これから始めようと思っている方の参考になれば幸いです。
投資信託のご相談は弊社でも承っておりますので、お困り事があればぜひご活用ください。

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神戸の独立系FPオフィス代表
今村 浩二が監修しています。
上級ファイナンシャルプランナー(CFP)・独立系ファイナンシャルプランナー(IFA)として
神戸・大阪・姫路でマネーセミナーや個別相談を実施。