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Column

お役立ちコラム

遺産相続で受け取った大金、使い道はどう決めたらいい?

最近、「遺産相続でまとまったお金を受け取ったので使い道を考えたい」とご相談に来られる方が増えました。
両親や祖父母が自分のためを思って残してくれたお金。大切に、そしてできる限り有意義に使いたいですよね。

「だけど突然受け継いだ大金、どうしたらいいかわからない」
そう悩む人が大半かと思います。
「かと言って低金利の今、預貯金に預けるだけでは…」
葛藤する心の声が聞こえてきそうです。

そこで、相続したお金の使い道に悩むお客様に弊社が個別相談でお伝えしていることをかいつまんでご紹介します。

後悔しない相続したお金の使い道

遺産を相続したあなた―
予期せぬ大金に思いつくまま、欲しいままにお金を使って、あっという間になくなってしまった、なんてことになってしまったら後悔しかねません

ではどうしたら良いでしょうか―
両親や祖父母が残してくれた大切なお金を有意義に使うために、人生は俯瞰的に見る必要があります。人生を俯瞰的に見るには“終わり”から手を付けます。

具体的に、弊社では年金額を把握していただくことから始めます。年金の不足する部分を補うマネープランを手に入れて人生の3分の1にあたるセカンドライフにおいて不安が無くなると、経済的な資源は他のライフイベントに回すことが可能になります。

老後の資金を先にとっておくことが、相続したお金の有意義な使い道を決めるコツです。

この“逆算法”にご納得いただいたうえで、「旅行が好き」「美味しいものを食べ歩きたい」など“人生の楽しみ”もおうかがいしながら、それらも叶えることができるようマネープランをつくっていきます。「折角残してもらったお金だから大切に使いたい」と気負うお気持ちもわかりますが、気負いすぎずワクワクする気持ちを大切に、ご自身のマネープランに向き合っていただけたらと思います。

相続したお金を運用するなら

未曾有の低金利時代 預貯金だけでは増えない

「老後の資金を先にとっておく」とひとくちに言っても、その方法はさまざまです。パッと思いつくもので「預貯金」があります。ですが“歴史的な超低金利”が続く中で「預貯金だけではもったいない」と考えている方が多いのではないでしょうか。

では、一体どのくらい“もったいない”のでしょうか
若い方は特に「“超低金利”と聞いても世間で騒がれるほどのものなのか、いまいちピンとこない」かもしれませんので、実際の数字を見てみましょう。

普通預金(貯金)の金利は現在0.001%(2018年5月時点)、過去最高は1974年の3.0%と、その差はなんと3000倍
定期預金(貯金)の金利は現在0.01%(2018年5月時点)、過去最高は1991年の5.0%。500倍も違います
※預ける金融機関によって呼称が違います。
「預金」…銀行・信用金庫・信用組合といった民間金融機関、労働金庫
「貯金」…ゆうちょ銀行・農協・漁協

今でこそ“超低金利”だと一般的に認識されていますが、日本の経済が右肩上がりだったバブル期を含めた高度経済成長時代の預貯金の金利は、今では考えられないほど高金利でした。ですが、今の時代は預貯金にお金を預けていてもなかなか増えません。

低金利だと何故お金が増えないの?

低金利だとお金がなかなか増えないのは何故なのでしょうか

金利について「72の法則」と呼ばれるものがあります。これは、複利運用して元本を2倍にするために必要な年数がわかる計算式で「72÷年利(%)=元本が2倍になる年数」です。
複利については、コラム『【投資入門③】資産が増える投資方法 ~その1 長期投資~』をご覧ください。

これに現在の普通預金の金利0.001%を当てはめて、元本が2倍になるのに何年かかるか見てみましょう。
72÷0.001%=7200年ですので、7200年前から運用してやっと元本が2倍になります。生きている間に達成するのは不可能ですね…。
では実現可能な範囲、たとえば10年で達成するには何%の金利が必要でしょうか。
72÷10年=7.2%ですので、金利が7.2%あれば10年で元本を2倍にすることができます。
もう少し長く20年で達成するならば必要な金利は3.6%です。

元本が2倍になるまで、
金利0.001%なら7200年、金利7.2%なら10年、金利3.6%なら20年
お金を増やすために、いかに金利の高さが重要になってくるか、お分かりいただけたかと思います。

預貯金以外の資産運用の方法

預貯金だけでは増えにくいとなると、別の資産運用の方法も選択肢に入ってくるでしょう。どのようなものがあるか、いくつか紹介します。

日本国債

国債とは財務省の発行している債券です。購入後、満期(償還期限)に元本+金利分が償還されます。分かりやすく言うと、国にお金を貸して満期になると返ってくるという仕組みです。

個人が購入できる国債には「変動10」「固定5」「固定3」の3種類があります。
変動10:金利が半年ごとに見直されるもので、満期が10年
固定5:金利が固定されているもので、満期が5年
固定3:金利が固定されているもので、満期が3年

【メリット】
国債のメリットは、日本が財政破綻や世界からの信用が無くならない限りは元本割れすることはない、その安全性にあります。また、最低でも年間0.05%の金利がつくので預貯金に預けるよりお金を増やすことができます。

【デメリット】
デメリットは総体的に見てリターンが小さいことで、預貯金より少し高い程度です。
また、すぐに現金化することができません。発行後1年以上経過していれば国の買い取りによって中途換金できますが、手数料がかかりリターンは少なくなります。

貯蓄型保険

貯蓄型保険は、終身保険や個人年金保険などがあります。払い込んだ保険料よりも支払われる解約返戻金や満期金のほうが大きくなる仕組みでお金を増やすことができます。

【メリット】
払い込んだ保険料よりも解約返戻金や満期金のほうが大きくなり、リターン(返戻率)が120%を超えるものもあります。
また、貯蓄しながら死亡保障をもつことができることもメリットです。

【デメリット】
デメリットは、保険料払込期間中に解約してしまうと支払った保険料の総額よりも解約返戻金のほうが少なくなることです。そのため、途中解約しないように計画を立てて加入する必要があります。

投資信託

投資信託は、たくさんの投資家から集めた資金を大きくひとつにまとめて、運用のプロ(資産運用の専門家)が国内外の株式や債券などに投資します。運用成果はそれぞれの投資家の投資額に応じて還元されます。

【メリット】
運用のプロであるファンドマネージャーが運用方針に従って投資判断から取引までを投資家に代わって行う、たくさんの投資家からお金を集めているためまとまった資金がなくても少額から始められるといったメリットがあります。また、運用次第では高水準の利回りが期待できます。

【デメリット】
投資信託は運用のプロに任せて投資を行うため、運用管理費用(信託報酬)などの費用(コスト)がかかります。
また、預貯金とは異なり元本が保証されていないため、購入額よりも売却額が下回る可能性があります。

資産が増える投資方法についてはこちらのコラムをご覧ください
【投資入門③】資産が増える投資方法 ~その1 長期投資~
【投資入門④】資産が増える投資方法 ~その2 資産分散~
【投資入門⑤】資産が増える投資方法 ~その3 積み立て投資~

まとめ

遺産相続でまとまったお金が入ってくると、突然のことで戸惑われることも多いでしょう。そんなとき、後悔しないよう相続したお金を有意義に使うにはどのように考えることが大切なのか、運用する場合にはどんな方法があるのか、今回のコラムでお伝えしたことを思い出していただけたらと思います。

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