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マイホームが欲しいけど・・その②

  • マネーの基本

マイホームが欲しいけど・・その①の続きです
さて、先週は成人式でしたね。
みなさんは、何年前に成人式を迎えられましたか?
私は、早○○年・・月日が経つのは、本当に早いものですネ・・

先日、成人式を迎えた彼らの、生まれた時。。
今から20年前の1991年は 日本銀行が決める政策金利は6%でした。

例えば、2500万住宅ローンを35年返済で利用した場合の毎月の返済額は・・

金利3%で96,225円
4%で110,700円

5%で126,175円 となります。

1%金利があがると、万単位で返済額が変わってしまいます。

これだけ支払い金額が変わると、貯金しておくより、頭金を多く入れた方がいいですし少しお金が貯まったら繰上返済する方が賢明といえます。

ですから、この時代に家のローンを支払っていた世代の人は子供にこういいます。
『ちょっとでもたくさん頭金を入れて、できるだけ借入れは減らすように』
多くのご家庭では、お金の教えは親から子に引き継がれていきます。

特に日本は、お金のことを学校で学ぶ機会がほとんどないので
現在、マイホームを買おうとしている世代、ご家庭にもこの考えはそのまま受け継がれています。

しかし、現在においては親の世代と大きく違う点がいくつかあります。

● じっくり長く勤めていれば、お給料はどんどん増えていく時代ではないこと

● 退職まで無事に勤め上げれば十分な退職金がもらえる時代ではないこと

● なんとか退職時に住宅ローンが終わっていれば、あとは年金で悠々自適にセカンドライフを過ごせる、 という時代ではないこと

それに加え、20年前は6%だった政策金利が、1%どころか限りなくゼロに近い現在では、
変動金利型の住宅ローンの最低水準では、0.7%という金利のローンも存在しています。

この金利で、同条件で返済額を計算すると月々67,130円の返済です
こうみると、「頭金をより多く入れたらよい」と言われていた時代とは、住宅ローンを とりまく環境も随分変わってきています。

『お金の常識』は、時代によって変わっていきます

ご家庭で、大きなイベントがあるごとに、少し立ち止まって お金のことを考えてみることが大事かもしれませんね