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保険見直しのきっかけに 生命保険料改定【2018年春】

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死亡率の低下により一部保険料が値下げ

今年4月、生命保険各社が保険料の改定を実施しました。
それにより一部の保険料が値下げになります。
なぜ改定されるのか?
それは、「生保標準生命表」(厚生労働省作成)が
11年ぶりに改定されたから。

「生保標準生命表」とは、
性別・年齢別に死亡率を観察し、
人の生死の法則を表にしたものです。
生命保険会社では、
被保険者ごとの公平な危険分担を図るために、
この死亡率を基に、
性別・年齢に応じた個人の負担する保険料を決定しています。
今年改定された「生保標準生命表」によると、
死亡率は前回(2017年)より約1%低下(65歳女性)しています。
このように死亡リスクが下がることによって、
保険会社が死亡保険金を支払うリスクも小さくなり、
生命保険(死亡保険)の保険料の値下げにつながったわけです。

保険料が値下げになる保険種類は?

先述の通り、死亡率が下がったことが
保険料の値下げにつながっているので、
死亡保障が付いている定期保険・収入保障保険・終身保険が
値下げの傾向
にあります。
たとえば、ある保険会社の掛け捨ての定期保険では、
40歳男性で、1,495円→1,480円に、
50歳男性で、2,990円→2,655円に値下げされています。
(口座月払扱 保険金額500万円 特定疾病保険料払込免除特則なし)

保険について普段あまり意識されることがないかもしれませんが、
保険料の改定のタイミングを
保険を見直すきっかけのひとつにしていただけたらと思います。
さらに、今回の保険料改定となった背景にある「死亡率」など、
保険の仕組みを知っていただくことで
理解を深めていただけたらと思います。

bn_seminer