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子育て世代を取り巻く不安はいっぱい①

  • 老後
  • 貯蓄
  • 年金

こんにちは!例年より早い梅雨入りとなりましたね
それにしても雨はあまり降らないような・・。スタッフ山村です

ところで、最近、お金や家計のご相談で、小さなお子様がおられる
20代~30代のご家庭の方とお話をさせていただく機会が何度かありました。
私は40代ですが、そのような世代の方とお話して強く感じる事は、
将来やお金の事をシビアに考えておられ、
とても堅実でしっかりされているということです。
私がその世代だった時とは、比べ物になりません・・

育ってきた時代もあるのでしょうが、お若いころから本当に先を見据え、
今からできる事を、考えておられます。
今のシニア世代と異なり、現在若い方が、将来歳をとった時には、
年金などもらえないとか期待できないというイメージや、
そのほかにも将来に対する悲観的な情報が多く見られるため、
色々な不安を持っていることもあるのかもしれません。

年金に関しては、先日、各新聞でも5年に1回の年金の財政検証の結果が
出たと報道がありましたね。
これは、経済成長や平均寿命などの新しいデータを反映させ、
100年後までの年金水準をチェックするものですが、 

現在30代以下の若い世代に、
大きなダメージが出るとの報道でした

2013年10月、特例で据え置かれていた年金の支給額が減額され始めたこともあり、
これも、年金不安が再燃している一因になっていると思います。 

当然、若い世代、子育て世代の方が不安に思うのも無理はないと思います。
あるデータでは、現在65歳の人が70歳のときにもらえる年金が21万円なのに対し、
現在35歳の人が70歳の時にもらえる年金は17万円となっており、
2割程度減っているとの見方もあります。

この試算は、正しいのでしょうか?

こればかりは、誰にもわかりません
ただ、年金や将来のお金について自分自身のことはこんな風に考えています。

「不安はいっぱいだけれど、『先のことは分からないから、
とりあえず、まぁなんとかなる、その時はその時に考えよう』で済ますことはよくない。
年金の支給が万が一、現在の65歳より遅くなる ことや、
受給額がある程度減らされることも考え、健康をこころがけて
働ける期間を長くすること、歳をとっても収入を得られるようにしよう」

20代、30代、そして私のような40代もそうですが、
今からできることを考え、先に手を打っていくという
ことがポイントだと思います。

「本当にもらえるか分からないし、掛け捨てになるのはイヤなので、
保険料は払っていません」

そうおっしゃる方もいらっしゃいます。

たしかに、年金は「長生きすることによる貯蓄の枯渇」というリスクに対応する保険です。

長生きしても貯蓄が枯渇しない仕組みを作ることが出来れば、
年金に完全に依存する必要はありません。
もちろん、働けるときに、たくさん稼いで貯蓄をつくることもいいと思います。

でも「年金なんてあてにならない」とか「払うだけ無駄」とイメージで言わず、
まず、将来の年金額などについて知ることをオススメしています

年金制度の今後の動向にも関心を持っておくことはとても大切だと思います。

漠然とした不安を、希望にかえたり、前向きに今からできることを
考えるきっかけにできたらよいですね