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2018年度税・社会保障最新事情 ―医療保険の改正―

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2018年度税制度の改正
2018年度公的年金制度の改正に続き今回は、
医療保険の改正についてお話したいと思います。

入院時食事代の引き上げ

所得区分が一般所得者の入院時食事代は、
長い間1食につき、260円に据え置かれていましたが、
2016年3月~260円、
2018年4月~460円と、2段階で引き上げられました。
ただし、住民税非課税世帯などの低所得者については
据え置きとなっています。

70歳以上の高額療養費の見直し

2018年8月~
70歳以上の医療費負担は、
70歳未満と比較して大幅に負担が抑えられていましたが、
2017年、2018年の2段階で、
高額療養費の自己負担限度額が引き上げられ、
高所得者には現役世代並みの負担が求められるようになりました。

70歳以上の高額医療・高額介護合算療養費の見直し

2018年8月~
高額療養費の限度額見直しに合わせて、
高額医療・高額介護合算療養費も
70歳以上が含まれる場合の限度額が見直されました

紹介状なし受診の場合の定額負担の範囲を拡大
2018年4月~
かかりつけ医の推進など、
病院の機能分化を高めるため、
紹介状なしで一定の規模以上の大病院を受診した時には、
定額負担(全額自己負担)が求められています。
◆定額負担の内容(最低金額)
初診:5,000円(歯科は3,000円)
再診:2,500円(歯科は1,500円)
この定額徴収が義務化されているのは、
「特定機能病院および許可病床500床以上の病院」
でしたが、2018年4月以降は、
「特定機能病院および許可病床400床以上の病院」
へと対象が拡大されました。