何もしないは絶対ダメ!50代女性が定年退職までにしておきたい準備とは?
- 定年間近
- 老後
- マネープラン
- 貯蓄
- 保険
- 投資

50代になり、勤務先の定年退職が間近に迫ってきたことを実感している方もいるのではないでしょうか。定年退職のタイミングでまとまった金額の退職金を受け取れるケースも多いため、老後については不安がないと考えているかもしれません。
しかし、預金金利が低水準で推移しているにもかかわらず、物価は徐々に上昇している現在、退職金と今までの預貯金だけでは生活が立ち行かなくなる可能性もあるため要注意です。
50代女性が定年退職に向けて準備したいことを確認しておきましょう。
このページの目次
50代女性のこだわり・興味とは?
50代女性がどのような世代かを見ていきましょう。
バブル景気で日本が沸いた時期を知っている世代
現在50代後半の人たちが10代後半~20代前半だった1980年代後半~1990年代前半は「バブル景気」と呼ばれた時代です。株価や不動産価格が上昇し、企業だけでなく個人でも恩恵を受けたという人も多くいました。預金の面でも、1990年代前半には定期預金金利(1年)の金利が6%を超えており、銀行にお金を預けるだけで資産が増える時代だったのです。
また、景気の良さと連動するように、学生の就職状況も非常に好調となります。1991年の大卒求人倍率は2.86倍と、非常に高い数値を記録しました。就職内定後も、学生に他の企業に行かれないよう、豪華な接待や旅行やホテルで拘束するなどの話題もよく聞かれました。
このような時代に青春時代を送った50代女性の一部には「お金を使うことに抵抗がない」「バッグや洋服などは上質なものにこだわる」という方もいるようです。
なお、50代前半の方々が10代後半~20代前半を過ごした1990年代半ば以降はバブルもはじけ、1996年には大卒求人倍率は1.08倍にまで落ち込みます。この頃から日本は長い景気低迷期に入ったのです。
50代女性が興味を持っていることとは?
先にご紹介した時期に青春時代を過ごした50代の女性は、現在どのようなことに興味を持っているのでしょうか?よく話題に挙がるものをご紹介します。

- 美容・健康
美意識が高く、ファッションやヘアスタイルに気を配る方が多くいます。人によっては、美容医療を取り入れ、定期的にクリニックに通う場合もあるようです。
また、健康面への意識も高く、スポーツジムやジョギング、ヨガなどで身体を動かすことを習慣にしている方もいます。また、健康診断や人間ドッグで定期的に健康チェックを行うことを「当たり前」という認識も持っているようです。
- 旅行
50代女性に限ったことではありませんが、コロナ禍を経て旅行への意欲が再燃している傾向があります。海外旅行や一人旅に興味を持っている方も多いようです。また、「身体が十分に動く今のうちに、たくさん旅行に行きたい」という方もいます。
- 人との交流
「家族、友人との交流を大切にしたい」と考える傾向があります。特に友人との会食や旅行を楽しみにしているという方も多いようです。
ご覧いただくとお分かりの通り、どれもある程度のお金が必要なものばかりです。定年後も50代と同じような生活を送りたいのであれば、今のうちに生活資金+楽しみのための資金を作っておくべきでしょう。
今感じている老後の不安とは?
50代の女性が感じる老後の不安についても取り上げてみましょう。よく挙げられる不安は次のようなものです。

- お金のこと
特にシングルの女性はお金についての不安を持つ方が多いようです。公的年金として受け取れる金額が少ないことで、老後に満足できる生活が送れるか不安を抱えている方もいます。
- 健康のこと
体調を崩し、これまでのように働けなくなることが心配です。また、治療や療養にお金がかかる点、自身が介護状態になった場合、施設等に入れるかを不安視する方もいます。
- 生活・住まいのこと
近年増えつつある高齢者を狙った詐欺や強盗の被害を心配する声が聞かれます。また、マイホームを持っている方の場合、高齢になっても暮らしやすいよう、バリアフリー住宅へのリフォームを考える方もいるようです。
生活面では、定年後の孤独を不安に感じる方もいます。50代のうちからコミュニティ作りや友人との交流に力を入れる方もいるほどです。
50代女性が定年退職までに準備しておきたいこと
50代女性が興味を持っていること、老後不安に思っていることをご紹介しました。これらを踏まえ、50代の女性が定年退職までに準備しておきたいことを挙げていきます。

- 健康
健康診断、人間ドッグを定期的に受けることをおすすめします。多額の医療費をかけないためにも、悪いところがあったら早めに治療しておきましょう。
- 生活
「広すぎる家に住んでいるのであれば、適切な広さの家に引っ越しを検討する」「無駄な買い物をしていないかチェックする」など、今のうちに生活のダウンサイジングを検討しましょう。
また、退職金額や年金額がどの程度になるかをチェックし、定年後の生活費に不足がないか確認しておきましょう。
- 仕事
定年後も仕事を続けたいのであれば、勤務先に定年延長や再雇用制度がないか確認してください。また、副業が認められている場合は、どのような副業ができるか検討を始めましょう。
定年後、別の企業での再就職を検討する方はスキルの棚卸やリスキリングも始めておきたいところです。
- 保険
病気やケガで入院・通院・手術等になった場合に備えて、がん保険や医療保険など適切な保険に入っているかもチェックしましょう。また家族がいる方は、万が一の際、遺される家族に保険金が支払われる死亡保険も検討してください。
保険については入りすぎていないか、無駄な保険に入っていないかもチェックしましょう。
ちなみに、これらの準備ですが、資金があれば解決できるものも多くあります。しかし、公的年金だけでは十分な準備をするための資金が用意できないという方もいるのではないでしょうか。お金のことで苦労しない老後を送るために、今のうちに資金作りについて真剣に考えてみましょう。
より良い定年退職後のために何をする?
定年退職後を快適に過ごすためにはお金が必要です。しかし、銀行の普通預金金利が0.1%程度である状況では、預金だけでお金を増やすことができません。できれば、投資でお金を増やすことを検討しましょう。

例えば、複数の株式や債券がパッケージされて販売されている「投資信託」は、投資初心者に多く選ばれている投資商品です。積立もできますので、「少しずつ投資を始めたい」という方のニーズにもぴったりです。
投資には他にも以下のような種類があります。メリットだけでなく、デメリットやリスクもありますので、きちんと調べて自分に合ったものを探す必要があります。
- 株式
- 債券
- 不動産
自分に合った投資、何を選ぶ?
自分に合った投資を探すことが重要ですが、自分に何が合うのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そのような時は「お金のプロ」に相談してください。信頼できるお金のプロの見つけ方は以下の通りです。
- 商品知識や現代のお金事情に詳しい人を探す
正しい商品知識を教えてくれるプロを探しましょう。投資に限らず、保険や預金についてなど、現代のお金事情に詳しい人がおすすめです。
- 顧客の話をよく聞いてくれる人を探す
商品知識に詳しいだけでは、本当のお金のプロとはいえません。顧客の話をしっかり聞き、現状や今後の予定、将来の希望を確認した上でアドバイスしてくれるプロを選びましょう。
また、お金のプロに出会いたいのであれば、以下のような場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。
- セミナー
投資だけでなく、お金全般について解説されるセミナーが各地で開催されています。お金の増やし方や投資を取り巻く環境、トレンドなどについても教えてもらえます。
ただし、有料セミナーや特定の金融商品を勧めるためのセミナーもありますので、申し込む前にホームページ等で詳細を確認しましょう。
- 個別相談会
お金のプロに個別で相談に乗ってもらえます。自分の現状や希望を伝えた上でアドバイスがもらえますので、セミナーよりも詳しい話が聞けます。セミナー同様、有料であったり
商品をおすすめされる場合もありますので、どのような企業が主催するかを確認した上で参加しましょう。

まとめ
50代は定年退職が見えてくる年代です。老後のことを意識し始める年代ともいえるでしょう。旅行、会食、スポーツなど、定年後も今までのように楽しみたい、というのであれば、ぜひ、50代のうちに資産作りを始めてください。
資産作りの方法はいくつもありますが、もし迷うことがあれば、お金のプロに頼ってみましょう。
弊社では、セミナーや個別相談を通じて、皆さまに資産の作り方、守り方をご紹介しています。参加は全て無料です。また、話を伺う担当者は永続的にお客さまの担当となりますので、十数年後のことやご家族のことなど何でも相談していただけるはずです。皆さまのご参加をお待ちしております。