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50代の女性はどうやってお金を作ればいいの?収入・資産の増やし方を考えてみよう

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老後資金形成の重要さを理解していても、「何から始めたらいいのか分からない」という場合も多いようです。特に50代女性は定年を控えており、これから給与が大幅に増える可能性が低く、資産形成は難しいと感じている方もいるのではないでしょうか。

そこで、今からでもできる50代女性に合ったお金の作り方をご紹介します。収入の増やし方だけでなく、資産の増やし方についても確認しておきましょう。

50代女性ができるお金の作り方を考えてみよう

50代女性のお金の作り方はいくつかあります。代表的な方法を押さえておきましょう。

転職する

今の勤務先よりも給与が高いところに転職し、収入を上げるという方法があります。なお、厚生労働省の「令和5年 雇用動向調査」によると、50代女性の転職率は以下のようになっています。

年齢転職率内訳
50~54歳9.0%パート:12.6%一般:6.2%
55~59歳7.6%パート:10.4%一般:4.9%

ご覧の通り、50代女性の転職率はそれほど高い数字ではありませんが、転職している人が全くいないというわけでもありません。今の勤務先で働きながら、条件の良いところを探してみてはいかがでしょうか。

副業を探す

勤務先に許可されているのであれば、副業を探すこともおすすめです。現在、年代を問わず副業を始める人が増えています。

総務省の「令和4年 就業構造基本調査」によると、2022年時点で非農林業従事者のうち副業がある人は約305万人に上っており、5年前と比較すると60万人も増加しています。また、現在の仕事を続けながら、他の仕事をしたいと思っている人も約493万人と、5年前より93万人増加しています。

ちなみに、50代の方の副業として選ばれる仕事には次のようなものがあります。

  • コンビニ、飲食店などの店舗スタッフ
  • 清掃作業
  • 給食関連(製造、配送など)
  • 物流スタッフ
  • フードデリバリー
  • クラウドソーシング(ライター、デザイナーなど)
  • 自作の写真・イラスト・ハンドメイド作品販売
  • ユーチューバー
  • 覆面調査員

ただし、副業を始める際は以下の点に気を付けて下さい。

  • 体力のことを考えて仕事を選ぶ

人によりますが、若いころと比較すると体力が落ちている場合もあります。本業に支障が出ない働き方を選びましょう。

  • 定年退職後も続けられる仕事を探す

長期間安定して収入を得られるよう、定年退職後も続けられる仕事を選ぶのがベストです。

  • 副業の所得が年間20万円を超える場合は確定申告する

1月1日~12月31日の間に副業で20万円超の所得がある場合は確定申告が必要です。

  • 不審な仕事はしない

副業の求人を装った闇バイトや詐欺案件も増えています。「簡単に稼げる」「高収入確実」などの文言に騙されないようにしましょう。

50代の女性はどうやってお金を作ればいいの?収入・資産の増やし方を考えてみよう

定年延長ができるか調べる

「定年は60歳」というイメージが強いかもしれませんが、最近では定年年齢を60歳超としている企業、そして勤務延長制度や再雇用制度を設けている企業も増加しています。また、定年自体がない企業もあり、厚生労働省の「令和4年 就労条件総合調査」でも、調査対象企業の5.6%が「定年制を定めていない」という結果が出ているほどです。

健康であるならば、今の勤務先でなるべく長く働き収入を得る期間を延ばすことを積極的に考えましょう。

仕事でお金を作る際の注意点とは? 

仕事でお金を増やす際の注意点を確認しておきましょう。

転職の際は条件を要確認!

転職を検討する際は、月収や年収も重要ですが、福利厚生、職場環境もチェックしましょう。特に、現在の勤務先に長く勤めている方は、新しい環境に慣れるのに時間がかかるかもしれません。「今の環境から離れても転職する価値があるか」をよく考えてから決めてください。

副業を探す際は規定を確認しよう

副業禁止の企業もあります。副業を探す前に勤務先の規定を必ず確認しましょう。特に「小売業で働く人が、副業で他の店舗の夜間スタッフになる」など、同業での副業は禁止される可能性が高いため要注意です。

健康状態に問題がないかもチェック!

転職、副業、定年延長のどれも、健康でなければできないことです。まずは健康状態をチェックし、問題があれば早めに治療しましょう。

50代の女性はどうやってお金を作ればいいの?収入・資産の増やし方を考えてみよう

仕事以外でお金を増やす方法も知っておこう! 

前章でご紹介したのは、仕事をして収入を増やす方法です。仕事以外でもお金を増やす方法、つまり、お金に働いてもらう方法もありますので、こちらも確認しましょう。

保険に入る

貯蓄型保険でお金を増やすという方法があります。代表的な保険商品を押さえておきましょう。

  • 養老保険

定期的に、もしくは一度に保険料を払い込めば満期時に決まった金額が戻ってくるという保険です。満期前に死亡した場合は死亡保険金が支払われます。

  • 終身保険

死亡や高度障害状態になった際、契約時に決めた保険金が支払われるという保険ですが、解約すると解約返戻金が受け取れます。加入期間が長くなると返戻率が上がるため、払い込んだ保険料以上の解約返戻金を受け取れる場合もあります。

  • 個人年金保険

60歳や65歳などの決まった年齢に到達したら、年金が支払われる保険です。「終身年金」「確定年金」「有期年金」の3種類があります。

  • 医療保険やがん保険

医療保険は病気やケガの時、がん保険はガンに罹患した時に給付金が支払われる保険です。資産形成ができる前に病気にかかると、貯蓄から医療費を支払わないといけません。しかし、医療保険やがん保険で備えておくことで、貯蓄の取り崩しを防止できるはずです。

なお、医療保険やがん保険は掛け捨て型が多いのが特徴です。医療費も問題なく支払える程度の資産形成ができたら、解約してもよいでしょう。

投資を始める

金融商品への投資でお金を増やすこともできます。代表的なものを押さえておきましょう。

  • 株式

証券取引所に上場している株式を売買して利益を得るというものです。長期間保有し、配当や株主優待を得ることもできます。売買タイミングによっては損失が出る場合もあります。

  • 債券

国や自治体、企業が発行する債券を売買し利益を得ます。また、満期まで保有すると、額面金額が支払われます。売買タイミングによっては損失が出る場合もあるため注意してください。

  • 投資信託

専門家が選定した複数の株式や債券がパッケージされている金融商品を売買して利益を得ます。売買タイミングによっては損失が出る場合もあります。

  • 不動産

マンションやアパートなどの部屋や棟を購入し、人に貸して家賃を得るという投資です。多額の初期費用がかかるという注意点があります。

また、不動産投資には複数の投資家の資金を集めてビルなどの不動産に投資し、その利益を投資家に分配する「REIT」という商品もあります。REITは証券市場で売買されています。

50代の女性はどうやってお金を作ればいいの?収入・資産の増やし方を考えてみよう

預金に力を入れる

給与振り込みなどで銀行を利用する機会も多いため、普通預金や定期預金でお金を増やしたい、と考える方も多いでしょう。しかし、金利が低くなかなか増えないのが現状です。

預金でお金を増やしたいという方は、日本円を外貨に換えて預ける「外貨預金」を検討してはいかがでしょうか。外貨預金は外貨を発行する国(米ドルであれば米国)の金利が適用されるため、日本円の預金よりも金利が高い場合も少なくありません。ただし、以下の注意点もあります。

  • 日本円と外貨の交換時に交換手数料がかかる
  • 外貨を発行する国の金利が大幅に変わる可能性がある
  • 為替レートに左右される(預入時よりも円高になったら為替損失が出る可能性もある)

お金に働いてもらう時の注意点とは? 

お金を増やすためには保険・投資・預金を検討しましょう。ただし、注意点もありますので理解した上でスタートしてください。

資金が必要

始める際に資金が必要になります。保険や預金のように、少ない金額からスタートできるものもありますが、増やすまでに時間がかかる点を留意しておきましょう。

値下がりリスクがある

日本円の預金以外は値下がりリスクや元本割れリスクがあります。絶対にお金が増える保証はないことを理解しましょう。

売買タイミングに注意

値下がりリスクとも関連しますが、売買タイミングによって、想定した利益が出ない可能性もありまする。外貨預金も交換時の為替レートに利益が左右されますので気を付けてください。

50代の女性はどうやってお金を作ればいいの?収入・資産の増やし方を考えてみよう

自分にぴったりのお金の増やし方を見つける方法とは?

保険・投資・預金というお金に働いてもらう方法を3つご紹介しましたが、自分に向いている方法が分からないという方もいるのではないでしょうか。そのような時はファイナンシャルプランナーなどのお金のプロに相談しましょう。お金のプロは一人ひとりの状況をヒアリングし、その方に合ったプランを提案します。

良いお金のプロに出会いたい方は以下の点を覚えておきましょう。

  • 無理な商品提案、無理な販売をしない人を選ぶ

特定の商品を無理に売り込まない人を選びましょう。また、顧客の事情を確認せずに商品の話をしてくる人も避けてください。

  • 知識が豊富な人を選ぶ

「投資だけ」「保険だけ」「特定の金融商品だけ」ではなく、お金全般の相談ができる人を選びましょう。

  • 担当者が変わらない

相談に行くたびに担当者が変わると「前回の話を再度しないといけない」「人によって言うことが違う」という問題が発生する可能性があります。決まった担当者が永続的に相談に乗ってくれるのかを確認してください。

まとめ

50代女性は定年前後の生活や老後が気になる年頃です。生活に困らないように、そして老後も今までのように楽しめるように、なるべく多くお金を作っておきたいと考える方も多いのではないでしょうか。

お金を増やすには「仕事をする」「お金に働いてもらう」という方法がありますが、自分に合った方法が分からないという場合はお金のプロに相談しましょう。

弊社では、無料セミナーや個別相談を通じて、資産形成についてご紹介しています。担当者は永続的に担当させていただきますので、現在のこと、将来のこと、家族のお金ことなど、さまざまな疑問を相談できるのが強みです。ぜひ一度、弊社セミナーや個別相談に参加してみてはいかがでしょうか。