Case01
年齢を重ねて退職後のことが気になりだしたけど、何もできてなくて…
何から始めればいいですか?
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『年齢を重ねてくると退職後のセカンドライフについて考える機会は増えますよね。何から始めればいいのかわからないという話をよく耳にします。まずはこれからどのようなお金の支出があるのか、公的年金を含めた収入はどのようになっていくのかを把握することです。』
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『やっぱりそうですよね。何となく分かっていても自力で計算するのは骨が折れるなぁとつい先延ばしにしてしまって…結局よく分からないままこの年になってしまいました。』
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『よく分からない、分かってはいても腰が重いというのが素直な感想だと思います。ですが、これまで毎月の生活でその月のお金を使い切るようなことはなかったのに、セカンドライフでは毎月の生活費が赤字になる事態に、多くの方は戸惑います。』
『ちなみに当社調べですが、“退職後の不安ベスト5”は次のようになっています。』
退職後の不安Best5
- 生活資金が足りなくなる
- 医療・介護面の費用が生活を圧迫
- 物価の上昇などで生活費がかさむ
- 予想外の出費で生活資金が不足する
- 何歳まで生きるかわからない
Case02
退職金ってすぐになくなるって聞いたので、どうしたら良いのか迷ってて…。
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『確かによく耳にしますね。退職後の生活設計についてお聞きすると、65歳からの10年ぐらいの予定は話されるのですが、その先はというと…イメージできなくて不安を抱えている方が多いんです。もちろんですが、どれぐらいのお金が必要なのかを知ることもできなくなります。』
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『そうですよね。私もニュースで“老後破産”のこととかやっているのを見ると、自分たちは大丈夫かなって心配になります。』
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『不安な気持ちから抜け出すためには、セカンドライフは長いことを自覚して、また、生きている限りは何歳になってもお金は必要だと理解して、生涯を通してバランスのとれたマネープランを立てることが欠かせません。』
『ちなみに当社調べですが、“退職後に後悔したこと・やっておけばよかったと思うことベスト5”は次のようになっています。』
退職後に後悔したこと・やっておけばよかったと思うことBest5
- 退職後の資産形成
- 趣味を持つ
- 投資知識の習得
- 持ち家の取得
- 遺族年金が思っていたより少なかった
Case03
『人生100年時代』って言われていますが、お金のことが気がかりです。
どんなことに気を付けたらいいんでしょうか?
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『平均寿命が急速に延び続け、「人生80年時代」から、今では「人生100年時代」と言われるまでになりました。20年長生きすることによって生じるお金のリスクってどんなものだと思いますか?』
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『えっと…病気になった時のお金とか、生活もこれだけ長生きすると維持できるのかな?って…。』
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『そうですね。これまで以上に医療や介護にお金がかかることが考えられますし、さらに女性は、男性よりも長生きする傾向にあるので、ご夫婦でもおひとりさまになった時のことを想定できていないと、生活が苦しくなってしまいます。老後について、親御さんなど人生の先輩方の話を参考にされる方が多いですが、寿命が延び続けることが予想される中、そこを基準にしてしまうのは危険です。これからは誰も経験したことがないことが起こるかもしれないと考えることも必要です。』
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『そうですよね。世の中のいろんなことが変わってきてるなぁって思います。』
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『だからこそ、老後のマネープランを立てる時はまず、「今までの常識を少し疑ってみたり、確認してみたりすること」が重要です。そのうえで、公的年金では賄えない部分や、楽しみのためのお金を考えていきましょう。』