年間の医療費が10万円を超えたらお金が戻る?
- 働く
- マネーの基本
お役立ちコラム
暖かい日が続いたので、
今年はコートを新調する気分も沸かないなあ
と買わずにいたところ、
この大寒波到来
やっぱり買っておけば良かったかなあと
少し後悔です
でも来週からはまた気温がぐん
と上るという予報も出ているとか
もうこうなると異常気象も異常では
なくなりつつありますね
さて、そろそろ確定申告の時期が
近づいてきました。
会社に勤めていると、勤務先が年末調整をしてくれるので、
確定申告を一度もしたことがない
という人もいるのではないでしょうか?
でも、申告をしないと損をしている場合もあるってご存知ですか!?
1月1日から12月31日までの1年間に
10万円以上の医療費を支払っていれば、
10万円を超えた部分の金額について、
確定申告をすれば所得金額から医療費控除を受けることができます!!
医療費控除は自分だけでなく
生計を一にする家族の為に
支払った医療費も対象となります
生計を一にする家族には、単身赴任のお父さん、下宿している子ども、
生活費を仕送りしている両親も含まれますので、
対象となる方は多いのではないでしょうか。
医療費控除の対象となるもの
・病院、歯科医院の治療費用や薬代
・入院時の部屋代(自己都合の差額ベッド代は含まない)
・入院の食事代(病院から給付される食事に限る)
・妊婦の定期健診費用
・薬局で買った市販の薬代
・病院までの交通費
など、
公的保険適用対象外の医療費も含みますので、
計算してみると還付対象となったという方が
結構おられるようです。
一度計算してみてはいかがでしょうか?
気を付けたいのは、医療費控除は所得金額を
元に計算されますので、年金生活のお年寄りなど、
もともと所得が少なければ還付されないケースがある点です。
所得の高い家族に合算して申告した方が
有利な場合もありますので
確認してから申告しましょう
医療費控除の対象となる金額
医療費控除の対象となる金額は、
次の式で計算した金額(最高で200万円)です。
(実際に支払った医療費の年間合計額-①の金額)-10万円
①生命保険や健康保険などで補填される金額
・生命保険から支払われる入院給付金、
・健康保険などで還付される高額療養費、
・出産育児一時金 など
(注)年間総所得金額が200万円未満の人は、総所得金額の5%の金額となります。
申告には病院での領収書やレシートが必要です!
日ごろから控えを保管して、該当する場合にはぜひ確定申告をしましょう!!!
※医療費控除の詳細については、国税庁のHPや管轄の税務署で確認してくださいね