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★老後の住まいの選び方

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スタッフ堀内です。夏、真っ盛りですね。
こんな暑い日は、「冷やし中華」が食べたくなります。
地元では、お店の「冷やし中華」もマヨネーズがついていて、
子どもの頃から、マヨネーズをかけて食べるのが普通でした。
関西圏ではあまりないみたいですね。
「おかしい!」とすら言われます・・
どうやら名古屋と福島周辺はマヨネーズをかける傾向が強いようで・・
地域性が出ていて面白いですね!

さて、現在、マネレピでは、女性の介護事情について
連載していますが、今日は、ある新聞に掲載されていた介護に
ついての情報をご紹介します。
前回、色々な種類の介護施設をご紹介しましたが、
料金や契約方法も様々で入居しようと思った時、
どこに入ろうか迷いますよね。
よく調べないとミスマッチが起きる事も・・

記事は、実際に介護付有料老人ホームから
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)に移った方を例に挙げています。

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東京・丸の内で働くAさん。
Aさんには、認知症で要介護2の80歳半ばの母親がいます。
毎日、母親に会うことを希望していたAさんは、
最初、職場から近い介護付有料老人ホームに母親を入居させました。
ところが、1年が過ぎた頃、Aさんの自宅近くにサ高住ができました。
介護付有料ホームは入居時に一時金として580万円を支払いましたが、
そのサ高住は無料。Aさんは、自宅近くであれば、
より長く母親と一緒にいられると考え、早々に母親をそちらに移しました。
ところが、移って1週間も経たないうちに、

①ケアがよくない
②安否確認が不確か
③居室に母親を見守るためのセンサーを
つけさせてもらえない 

などの理由でAさんは母親の部屋に泊まり込むようになりました。
なぜ、こんなことに・・。
それはAさんが「サービス付き」という名称を
過信したためではないかと専門家は述べています。

サ高住は、基本的に賃貸住宅であり、サービスといっても管理人程度の
人を置くだけの
施設もあり、介護は、外部の業者に依頼する形となります。
それまでいた「介護付き有料老人ホーム」は包括的なサービスなので、
介護保険の決まりに沿って少なくとも2時間ごとに職員が来て
声かけしてくれるなどの見回りサービスもありました。

サ高住では、声かけがなく寝てばかりになるため、
日中は食堂のテレビの前に座らせてもらうことになりましたが、
食事時間以外は誰もおらず、広い空間に1人ポツンといることになり、
結局、居室に戻ることに・・。
そんなことからしばらく経ち、Aさんは請求書の金額が上がったことに
気がつきました。
そのサ高住は、毎月、家賃・共益費・基礎サービス費がかかりますが、
その上に食費・水道光熱費・移動介助
(居室から玄関までの数メートルの移動介助にも1回1500円のサービス費)
など介護保険が適用されないサービス費が加算され
36万になっていました。
介護サービスの1割は自己負担であり、介護付有料老人ホームの
入居一時金580万円を考慮してもサ高住の方が割高
です。


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サ高住は元気だけど1人暮らしになったり、
離れて住む子どもの近くに移る場合は有利なことが
ありますが、介護の必要な人には不向きなことがあります。

有料老人ホームは選び方を間違えると、
予想を大きく上回る出費を招いたり、
生活設計にも影響します。


ミスマッチのないようじっくり検討し、
備えもしっかりしたいですね