3人に2人が思っていること
- 老後
- マネーの基本
- 貯蓄
- 年金
ユニバーサルスタッフ今村です。
つい最近、予備校大手の代々木ゼミナールが
全体の7割にあたる20校を閉鎖するというニュースがありましたね。
私は、40代ですが「生徒の駿台、講師の代々木、机の河合」・・
懐かしいです。
私も通っていました代ゼミ。当時は生徒の数もすごくて、人気講師の
授業は取り合いでした。私が授業をうけていた先生は
「僕は、ポルシェにのっている。お前たちも一生懸命勉強して
いい車に乗れるようになれ」 とかよく言っていました。
個性的でいい先生でしたが、あの先生、今どうしているのでしょうか・・
代ゼミは、最近では大教室 の前列3列くらいしか埋まらなかったそうですから・・
いかに、受験生の数が減っているか、子どもが減っているかよく分かりますね。
人口は、国のパワーそのものを左右します。人口減に歯止めがきかず
色々なものが衰退している今の状況、人々の間にも、昔にはなかったような漠然とした
不安が蔓延しています。
そんな気持ちを如実に表しているような新聞記事を見ました。(産経新聞より抜粋)
内閣府は23日、国民生活に関する世論調査の結果を公表した。
日常生活での悩みや不安を尋ねたところ、
3人に2人にあたる66・7%が「感じる」と回答した。
具体的には「老後の生活設計」(57・9%)が最も多く、
「自分の健康」(49・7%)、「家族の健康」(41・9%)、
「今後の収入や資産の見通し」(41・0%)が続いた。
日常生活での不安について昨年6月の前回調査と比較すると、
「老後の生活設計」が2・6ポイント増加し、
「自分の健康」は2・7ポイント減少。
今後の生活で何に力点を置くかの質問では、
「所得、収入」(34・3%)、「資産、貯蓄」(33・4%)の回答が
いずれも過去最高だった。
老後の生活の備えに対する意識が高まっているといえそうだ。
昨年と比べ、生活が向上しているかどうかの問いには、
5人に1人に相当する20・9%が「低下」と答え、前回調査から4・1ポイント増加。
今後の生活の見通しに関しては
「同じ」(62・7%)、「悪くなる」(26・8%)、「良くなる」(8・9%)の順だった。
私たちのセミナーや仕事は、まさにこういったことをテーマに扱うことが多いので、
実際にお客さまと接する中でも、このことは身にしみて感じます。
ただ、ひとつ感じる事は「不安」を感じている人の多くは
「分からないから」「知らないから」不安に感じているケースがとても多いと言う事です。
例えば「年金だけでは生活費は足りないし、老後が不安」とおっしゃる方は
とても多いですが、「では、実際に老後の生活費はいくら位で設定、イメージしていますか?」
と聞くと具体的に答えられない人は、とても多いです。
足りないから不安で仕方ないけど、いくら足りないのかはわからない、
という状態です。
いくら足りないかわからないから、当然具体的な手立ては浮かびません。
生活費をいくらに設定するかによっても不安の度合いは違いますし、
もしかしたら、意外にも足りるかもしれません。
お子さまにいくらお金がかかるか、などによっても違う事はあると思います。
(単に学費、ということでなくてすぐに就職が決まらなかった場合や同居するしないでも変わってきます)
でも、将来の不安をイメージできるということは、望む未来もイメージできるということ。
お金の不安があるときは、まずはちゃんと「知る」ことが大切です。
「知る」のはお金の知識かもしれないし、
「本当はこうしたい」という自分の気持ちかもしれません。
それができれば、世の中のこのどんよりとした不安感が少しはましになって
なんとなく景気がよくなるようなそんなことができればいいのにな、
と勝手に壮大なことを考えています。