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子育て世代の共働き女性いつまで働く?Part2 最適解を導き出す前のチェック項目

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こんにちは、スタッフの下村です。

昨秋にアップしたコラム『子育て世代の共働き女性いつまで働く?最適解を導き出すために必要な○○とは』の反響がありがたいことにとても大きく、改めて自分で読み返してみました。

で、気づいたことが。
「本当に悩んでいる人は、もっと具体的な答えがほしいのでは?」と。

昨秋にアップしたコラムでは、『共働きを続けるか悩むのは将来かかるお金が漠然としているからであって、「人生の3大費用(教育費・住宅ローン・老後資金)」を可視化したうえで共働きを続けるか考える』ことを解決の糸口として提示させていただきました。

「人生の3大費用」にかかる額は十人十色なので、そこに対する具体的な答え(金銭的な目標)は、弊社の無料個別相談など“お金のプロ”FP(ファイナンシャルプランナー)に直接相談して導き出してほしいというのが大前提ではあるのですが、「相談に来ていただく前にできることがまだあるのでは」と気づきました。

そこで、相談前にできるセルフチェックをお伝えしたいと思います。

自分の本当の願いを知る

悩んで決断できないときは、色々な考えが頭の中をぐるぐるしています。色々な考えというのは「理想」と「不安」のせめぎあいであり、例えば「仕事をセーブして子どもと過ごす時間を増やしたいけど、仕事をセーブすると収入が減ってしまう」といった具合に同時進行で考えてしまいがちです。

「理想」と「不安」は分けて考えることが大切です。でないといつまでたっても「~したいけど、でも…」を繰り返すことになります。それぞれを分けて考えられるように整理しましょう。

まずは、「自分が理想とする子育て」について思いつくかぎり書き出してみます。判断のポイントは、想像すると自分がワクワクすることや「~したい」が語尾につくこと
例えば、
子どもが小さいうちは側にいて自分が世話したい
仕事より子育てしている時間が楽しい
仕事と子育てに忙しくても自分の時間がほしい
仕事と子育ての両立は体力的に難しいので子育てに専念したい
旦那や両親、周りの人にも協力してもらいたい

「理想」を書き出すとき、同時に「でも…」と続く言葉があるかと思います。それは、「理想」に対する「不安」です。「理想」とは別のスペースに書き出しておきます。
例えば、
仕事をセーブすると収入が減ってしまうのが心配
子育てばかりだと息が詰まりそうな気もする
自分の時間がほしい、体力的に難しいと言いづらい(甘えと思われるかも)
どこまで協力してもらえるかわからない

頭の中で考えているだけだと「理想」と「不安」が一緒くたになって、「自分の理想がわからない」となりがちですが、書き出して可視化することで分けて考えられるようになり、自分の「理想」を認識できるようになります。そうして把握した「理想」を叶えるために「不安」に書き出したことを解決する手立てがないか考える、「理想」→「不安」の順番に取り掛かりましょう。

この条件に当てはまるなら、仕事をセーブしても大丈夫

上の書き出し例のように、色々な「不安」があるかと思いますが、大きなウエイトを占めているのは「仕事をセーブすると収入が減ってしまう」だと思います。この不安に対する解決策として『将来かかるお金「人生の3大費用(教育費・住宅ローン・老後資金)」を可視化すること』を提示させていただきましたが、その前に確認していただきたいことがあります。

それは、これまでにある程度の貯蓄ができている、そしてこれから仕事をセーブしても貯蓄を続けていくことができるかどうか、ということです。「いくらできていたらいいの?」と額の目安を知りたいという方もいらっしゃるかと思いますが、額は少なくても貯蓄する習慣が身についていることが大切です。

お金を貯められる期間はわずかしかありません。何かと物入りになることも多い義務教育までに蓄えておけるよう、仕事をセーブして生活が窮屈になることがないよう、貯蓄を続けましょう。

まとめ

共働き世帯が主流となりつつある昨今、“2馬力”で頑張るほうがより貯蓄できるのは確かですが、「子育てに時間をかけたい」というご自身の希望も捨てがたいと思います。そうしたときに貯蓄する習慣が身についていると、解決策の選択の幅が広がります。また、「理想」をイメージできていると、それが貯蓄を続けるモチベーションとなります。ですから共働きをいつまで続けるか悩んだときは、「理想」と「貯蓄する習慣」、この2つを意識してみてくださいね。