どう変わった?確定拠出年金(1)
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クリスマスも終わり、一気に年末モードですね。
大掃除にお正月の準備に何かと忙しい方も多いのでは。
私もこの時期は、出費が多くて大変です。
さて、今年は公的年金を補完する私的年金のひとつである
「確定拠出年金」(Defined-Contribution/DC)に関する
法改正が行われました。
中でも注目されているのが、
個人で加入する「個人型確定拠出年金」(iDeCo=イデコ)の
加入対象者が来年(平成29年)1月から拡大される
ということ。
これにより、原則としてすべての人が
いずれかの確定拠出年金に加入することができるようになります。
タイムリーな話題ですので、確定拠出年金制度の基本をおさらい
しつつ、今回の改正ポイントを見ていきたいと思います。
【1】確定拠出年金は加入者が運用する制度
確定拠出年金のもっとも大きな特徴は、企業または
個人が拠出した(納めた)掛金を、加入者自身が運用するという点です。
企業や個人が拠出した掛金は、窓口となる金融機関にある加入者
それぞれの個人勘定に入金されます。
そして掛金や個人勘定に貯まっている年金資産を、金融機関が
提示するDC専用の運用商品の中から加入者が選んで運用します。
※将来受取額は運用次第※
このような仕組みから、多くの私的年金は、加入時に将来の受取額が
決まっている「確定給付型」であるのに対し、
この制度は拠出する額が決まっていて、将来受取額は運用次第と
いう「確定拠出型」と呼ばれています。
DC個人勘定に入金されているお金は、
・原則、60歳までは引き出せない
・60最以降(加入期間10年未満の場合には、最長65歳からに延期)
に年金または一時金形式で受け取る
・ポータビリティ可能(転職や退職などにより立場が変わった場合には、
新たに加入することになる制度に個人勘定の年金資金を持ち運ぶことができます)
となります。
簡単にご説明しましたが、「確定拠出年金」ってなに?
という本当に基礎のところは、少しお分かりいただけました
でしょうか?
次回はさらに詳しく見ていきます!!