相続で、節税よりも大切なこと③
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立春とは名ばかり。特に本日(2月9日)は凍えるような寒さです。
春が本当に待ち遠しいですね
さて、 引き続き、今もっともタイムリーとも言える相続のお話。
前回の②お話の続きとなります。
前回のお話で、2015年からは相続税を払う人が増えるんですよ~
というお話をしました。
課税対象者は、いままでの1.5倍~2倍になると言われていますが、
4~10倍と見る税理士もいます。
相続を身近に感じておられる70歳以上の世代の方は、
大正や昭和初期から戦中に生まれ、戦後の復興期や高度経済成長期、
バブル期など、特別なことをしなくてもマジメに働き、
コツコツ貯金しているだけで、ドンドン資産が増えていきました。
例えば、現在80歳以上の方で、ご夫妻で公務員をされていた場合なら
退職金を定期預金や郵便貯金に預けているだけで1億円近い金融資産に
なっている方もすくなくありません。
前回のマイホームのお話と併せても、ますます他人事ではないことが
お分かりいただけると思います。
いずれにせよ 「相続税を払う人が劇的に増える」
という事をもう一度、おさらいしておきたいと思います。
加えて、今回の改正は
税率が上がる→納税額が増える
つまり、税率もあがるため、1件あたり徴収額も増えます。
ただ、こちらは、2億円超の資産を相続した場合の税率があがりますよ
というお話なので、 2億円超の資産を相続される資産家の方でなければ
あまり気にする必要はないと思います。
ただ、該当する方は、ダブルの増税となりますので注意が必要です。
どのくらい税率が上がるのか?
に関しては下の表をご参考にしてくださいね
今回は、少し短いですが、この辺で。
次回は、増税とセットの「アメ」。
つまり緩和されたりした部分についてお話していきたいと思います