将来、年金って本当にもらえるの?③
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暖かい春らしい日が続いていますね。今年は例年より随分気温が高い気がしますよね。
とはいえ、寒暖の差が激しい季節です。ご自愛くださいね。
さて、前回の「将来、年金って本当にもらえるの?②」では、
『国民年金』の保険料を払うことは、決して損ではありません。
しっかりかけましょうというお話をさせていただきました
今回は、国民年金保険料を払うメリットについてお話させていただきますね。
まず、国民年金は老後のためだけにあるのではありません
例えば、何らかの事情で一定以上の障害状態に陥ってしまった場合には、『傷害年金』を受け取る事ができますよ。
障害等級の1級なら・・
年額98万3100円
2級なら・・
年額78万6500円(ともに2012年度の額)
が受給できます。
また、加入者が亡くなった場合には、妻や子供に年金が支払われる遺族年金もあります
ただ・・障害年金にも遺族年金にも、受け取るためには条件があります。
その条件とは・・
①加入期間の2/3以上の期間について、保険料を納付しているか、免除されていること
②直近の1年間に保険料の未納がないこと
これらが必要となります。
また、ご存知の方も多いかと思いますが、老後に受け取る『老齢基礎年金』にも条件があります
①保険料を納付した期間と保険料免除の期間をあわせて25年(300月)以上あること
受け取る時期は、原則65歳から
保険料を納付する期間は20歳から60歳まで。
きちんと40年間収めると満額の78万6500円(2012年度)を受け取ることになります。
老齢年金の受給資格を満たす25年間の保険料納付は世界的に見ても、突出して長いため
一部では、短縮を目指す議論があります
でも、今は25年も目指して納付しておくことが大切だと言えると思います