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【大阪・神戸で暮らす方へ】止まらない物価高とインフレ時代をどう乗り切るか?ファイナンシャルプランナーが語る家計防衛術

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更新日:2025.09.26

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はじめに:物価高はもはや「体感レベル」

ここ数年、私たちの暮らしを取り巻く環境は、大きく変わりました。

最近、スーパーでの買い物に違和感を覚えていませんか?

「2,000円も使ったのに買えたのはこれだけ?」
「外食が高くて月に一度も行けなくなった」
「ガス代・電気代の請求書を見るのが怖い」

こうした声は、特に50〜65歳の世代から多く聞かれます。
これは気のせいではなく、統計的にも明確な物価高インフレの進行が確認されています。

全国的には食料品で前年比+7.0%、日用品・公共料金でも軒並み値上げラッシュが続いています。

物価高は一時的な現象ではなく、今後も中長期的に継続する可能性が高いと言われています。そんな不安の中、現役引退を視野に入れる50~60代の女性にとって、「今、何を見直し、どう備えるか」が非常に重要になっています。

本記事では、大阪市や神戸市の現状を例に挙げ、物価高・インフレ状況下においても暮らしを守り、未来に備えるヒントについてご紹介します。

小さな気づきや行動の積み重ねが、将来の大きな安心につながります。安心して老後を迎えるために、できる対策から始めていきましょう。

大阪市・神戸市の物価上昇の現実:数字で見る「日常の変化」

大阪市のインフレ動向(2023年→2024年)

2024年時点の大阪市における消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で+2.6%(生鮮食品除く)と、全国平均を上回る伸びを見せています。食料・住居・交通・レジャーと幅広い分野での値上がりが目立ちました。

とくに上昇が顕著だったのは次のような費目です。

  • 野菜・海藻類(例:キャベツ・トマト)
  • 穀類(例:うるち米、パン類)
  • 電気・水道などの光熱費
  • 宿泊・テーマパーク料金などのサービス費用

都市部である大阪市では、単身世帯や高齢世帯の割合も多く、「エンゲル係数(家計の消費出費における食費の割合)」が全国トップクラスという点も見逃せません。

神戸市・兵庫県の物価上昇率(2020年→2025年)

兵庫県全体、特に神戸市を含む都市部でも物価高インフレの影響は深刻です。以下は過去5年間の品目別上昇率の一例です

品目上昇率(5年間)
生鮮野菜+48.4%
生鮮果物+43.9%
生鮮魚介類+36.8%
食料全体+24.5%
家具・家事用品+14.5%
水道光熱費+14.4%
設備修繕・維持費+24.3%
被服関連サービス+20.6%

神戸市においても、毎日の食費や住まいの維持に関わる費用が明らかに上がっていることが分かります。

食品はもちろん、住まいの維持コストまでもが大きく上昇。もはや「贅沢しなければ何とかなる」では済まないレベルにきています。

【大阪・神戸で暮らす方へ】止まらない物価高とインフレ時代をどう乗り切るか?ファイナンシャルプランナーが語る家計防衛術

なぜここまで「物価高」が進行しているのか?

大阪市や神戸市のような大都市圏は、消費・物流の拠点である一方で、エネルギーや食料品の価格変動の影響を受けやすい側面もあります。物価高・インフレの背景には以下の要因があります。

エネルギー価格と円安のダブルパンチ

電気・ガスなどの光熱費は、原油価格の高騰円安によって上昇。大阪市でも都市ガス料金の値上げが続いています。

人手不足によるサービス価格の上昇

飲食・介護・医療などのサービス分野では、人手不足→賃金上昇→価格上昇という連鎖が生まれています。さらに高齢者向けサービス料金も高騰傾向にあります。

気候変動による野菜・果物価格の不安定化

青果市場でも、長雨・猛暑などの異常気象の影響で野菜や果物の価格高騰や品薄など不安定な状態が続いています。

50〜65歳の生活設計に影を落とす「インフレ時代」の現実

この年代の方々は特に、以下のような家計リスクを抱えやすくなっています。

退職間近・年金開始世代の“収入が伸びない”問題

  • 定年後は年金+貯蓄頼みになるが、インフレにより実質的な生活水準が下がる。
  • 企業年金や退職金の運用も、インフレ率に追いつかない可能性あり。
  • 「貯めたお金の価値が目減りする」という感覚に直面。

貯めたお金の価値が目減りする、というのはどういうことかというと、2022年以降、消費者物価指数は約3%前後であがっているのに対し、現在の一般的な定期預金の利息は、年0.275%(2025年9月時点)です。

つまり、預金に預けているだけでは、物価上昇にまったく対応できないことから実質的に「お金が目減りする」ということが起こってしまっているのです。

支出構造が“削りにくい”

50~60代の方々に多い以下のような支出項目は、簡単にはカットできません。

  • 医療・介護・保険
  • 孫への支援・お祝い
  • 住宅修繕・設備更新

医療費や公共料金、住宅費等、削減できない支出がある一方で何が削りやすいのかというと、食費や娯楽費(趣味、レジャー)となり、生活水準を下げることで対処するしかない、という厳しい現実があるのです。

【大阪・神戸で暮らす方へ】止まらない物価高とインフレ時代をどう乗り切るか?ファイナンシャルプランナーが語る家計防衛術

生活者の実態と声:家庭で起きていること

最近の調査では以下のような傾向が明らかになっています。

  • 「生活必需品の支出が増えた」と感じている人:81.3%
  • 実際に収入が増えた人:わずか25.5%
  • 主に支出を削った項目:
    食費・外食(45.6%)
    趣味・レジャー(24.0%)
    衣類・化粧品(17.3%)

全国で「月に5,000円以上~1万円程度の支出が増えた」という声や、以下のような声が多数挙がっています。

大阪市内で一人暮らしの60代男性:「肉を買うのを週1回に減らした。今はもやしと豆腐が主食です。」
神戸市在住の夫婦:「老後の楽しみだった旅行をキャンセル。物価高で貯金を取り崩すのが怖い。」

第一生命経済研究所の試算では、「一人あたり年間 約2万7千円の家計負担増」、4人家族の場合、年間で約11万円もの支出増加につながっているとされています。

物価高対策と並行して心理的側面への配慮が必要になり、心理的負担を和らげつつ持続可能な対策が求められます。

支出を抑えるために節約を続けることでストレス等を感じる「節約疲れ」は、特に40~50代女性に顕著にあらわれています。無理や節約や我慢の連続ではなく、少しの工夫と情報で、生活の質を落とさずに乗り切る方法の必要性が高まっています。

ファイナンシャルプランナー(FP)が提案する対策:家計を守る実践術

厳しい時代でも、実は“見直せるお金”は思っている以上に多くあります。

固定費の見直し(特に通信費・光熱費)

  • 格安SIMへ乗り換え(通信費−30%以上も可能)
  • 電気・ガスの地域別最適プランへの変更
  • 保険の契約内容を定期的に見直し、過度な保障やライフスタイルに合わない保険の解約、契約変更を行う
  • サブスクや年会費の発生する会員サービスを見直す

食費は「削る」ではなく「選ぶ」工夫を取り入れる

  • 地産地消の食材を使う(大阪市内の直売所や神戸の産直市などを活用)
  • 旬の野菜や豆類で栄養とコスパ両立
  • お得なスーパーの利用(夕方割引、地域の産直市など)
  • まとめ買いではなく“食材を使い切る”意識を
  • 自炊+作り置きでコスパ改善

インフレ下でも「選び方や使い方の工夫」で対抗可能です!

自治体支援制度の活用

大阪市・神戸市では、以下のような支援制度が用意されています。

  • 敬老パス(大阪市):市営バス・地下鉄の利用が割安に
  • 高齢者福祉手当(神戸市):月額1,000〜3,000円相当
  • リフォーム補助(大阪市・神戸市共通):バリアフリー化などに最大30万円補助
  • がん検診無料クーポン:50・60代対象、年1回

不安な時代こそ「家計の見える化」と「対話」で備える

「物価高・インフレ」は今後も長く付き合っていかなければならない現実です。ですが、それは決して「我慢」や「切り詰め」だけで乗り越えるものではありません。

むしろ、今こそ「家計の見える化(見直し)」を行い、「お金の流れをコントロールする力」を身につける絶好の機会。

「ただ貯めるだけでは不安」という声もあり、年々運用への関心が高まっています。少額から始められる資産運用もあり、つみたてNISAやiDeCo(個人型年金)は、月1,000円から始められ、税制優遇もあります。

初心者にとってはハードルの高い「投資」や「資産運用」、運用リスクが不安、本当にお金が増えるのか心配、という声もあります。

まずは一人で抱え込まずに、地元自治体の窓口や信頼できるファイナンシャルプランナー(FP)と一緒に考えることが、将来の安心につながります。

【大阪・神戸で暮らす方へ】止まらない物価高とインフレ時代をどう乗り切るか?ファイナンシャルプランナーが語る家計防衛術

まとめ

物価高・インフレという時代の変化にどう向き合うかは、これからの人生の安心感に直結します。物価高やインフレによる身近な生活の変化に振り回されないために、「今」を見直し、「これから」に正しく備えることが大切です。

「一歩踏み出して、お金と人生を見つめ直すこと」それが、50代・60代を安心して、そして誇りを持って生きるための第一歩です。

「何を優先し、何を我慢するか」、「この先のお金の流れはどうなるのか」、「ライフステージの変化に合わせてどう対応すべきか」そうした不安について、経験豊富なファイナンシャルプランナー(FP)と一緒に考えることで、具体的な対策が見えてきます。

株式会社ユニバーサル財務総研は、大阪、神戸など阪神エリア、北摂エリアをはじめとする皆様の豊かな暮らしを応援するファイナンシャルプランナー(FP)の会社です。専属の担当者があなたのライフプランや想いをしっかりとお伺いした上で、あなただけの“マネレピ”作りをお手伝いさせていただきます。

さらに、希望される方が後日個別相談を受けることができるセミナーも開催していますので、ぜひご参加ください!