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離婚の準備 ★離婚でもらえるお金④

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本日は、ぐっと寒いですね・・。
現在、夜7時すぎ―。温かい水炊きが頭でグルグルしています。
さて、前回まで離婚にまつわる4つのお金についてお話しました。
今回は、番外編です。

番外編「婚姻費用」 
離婚までに別居期間がある場合、
その間の生活費を夫婦のどちらかが一方的に支払うもの。
相手に稼ぎがあるなら、別居も選択肢に。

離婚より別居が得な場合も
離婚を前提に妻が子どもを連れて別居。
その後の生活水準が別居前に満たない場合は、
夫に婚姻費用を請求することができます。
夫が妻に支払うケースがほとんどですが、妻の年収が上回っていれば
妻から別居中の夫に支払うこともあります。
養育費と同じく、裁判所が定めた「婚姻費用算定書」を目安に
支払額が算定されます。

ここまで離婚にまつわるお金についてみて来ましたが、
いかがでしたか。

いずれにせよ離婚は経済的ダメージが大きく、
いわば「貧乏の分け合い」

国の家計調査では、夫婦ともに老後無職の世帯で月6万2000円、
年間約74万円赤字。
たとえ3000万円貯めていても取り崩しは必至です。

単身世帯では生活費を14万円に抑えても
月約4万2000円の赤字。

やはり自立する力がないと厳しく、一人になっても
老後を生活していけるくらい、
早くからしっかりとマネープランを立てておくこと、
できるかぎり長い期間しっかり働く覚悟が
必要であるといえます。

弊社には、
「離婚を考えているので、離婚後の生活をイメージ
するために一人でも金銭的にやっていけるのか知りたい」

「離婚しても困らないように、今から将来に向けて
貯蓄プランを立てたい」

といったご相談も多くいただきます。

実際に、一人になった後の年金なども含め細かく見ていくと、
「こんなに苦しい生活になるの!?」と驚かれます。

結婚していたときから共働きで、完全にご自身のお金はご自身で
管理されていた方は少し違うケースも考えられますが、
多くの場合は厳しいことがほとんど。
ずっと働ければいいけれど、年々働けなくなるリスクも高くなります。

離婚するときは、一人で老後を乗り切る覚悟と、
併せて事前に今後に向けたしっかりとした
マネープランを立てることが大切です。

大きな人生の転機。
「あの時、こうしていれば・・」とならないためにも
情報をしっかりと取り、経済的な計画をしっかりと立てて挑みたいですね