医療保険・生命保険のトレンドは“健康志向”!? どんなものがあるの?
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皆さんは10月が「健康強調月間」ってご存知でしたか?
「そういえば秋になると、“健康”に関する話題を見聞きすることが増えるような…」といった具合に、私自身はふんわりとした認識で、このコラムを書くにあたり初めて知りました。
「健康強調月間」を展開している健康保険組合連合会のサイトによると、50年以上にわたり続いている取り組みだとか。
歴史がありますよね。
「人生100年時代」と言われ“健康の大切さ”が改めて見直されている今、医療保険・がん保険・生命保険にも、“健康の大切さ”を考えるきっかけとなるような商品、「健康増進型保険」が各社から登場しています。
そこで、「健康増進型保険」にはどんな種類があるのか、主流なもの2つをご紹介します。
キャッシュバックタイプ
1つは、健康な状態を維持することで保険料の還付が受けられるタイプ。
何をもって“健康”と判断するか、その基準は各社様々です。
入院しなかった分が戻ってくる
たとえば、対象期間中入院や手術をせず保険を使わなかった場合に払込保険料の全額または一部が戻ってくる医療保険、がん保険。
「万が一病気した時のために備えはもっておきたいけど、健康だった時は結局掛け捨てなの?」と気になる人に人気の保険です。
健康診断結果に応じて戻ってくる
健康診断を利用している会社もあります。
健康診断結果を提出すると、その結果に応じて還付金が受け取れます。
同社ではさらに、健康診断結果に基づいた健康増進に役立つ情報・アドバイスを対面で案内するサービスも提供しており、健康増進に向けた継続的な取り組みをサポートしています。
たくさん歩いた人に戻ってくる
ほかにも、1日平均8,000歩以上歩くと保険料の一部が戻ってくるというユニークな医療保険も登場しています。
割引タイプ
健康状況が所定の基準を満たす場合に健康保険料率が適用され、保険料が安くなる医療保険・生命保険もあります。
中には、契約時に割安な健康保険料率が適用されなくても、契約後の所定の期間内に健康状態が改善され所定の基準に適合すると、その後の保険料率が割安になったり、契約日にさかのぼって計算した保険料差額相当額が受け取れたりする制度も存在します。
そのほか、日々の健康増進への取り組みをポイント化し、そのポイント数によってランク付けされたステータスに応じて保険料が変動するプログラムを導入している会社では、健康増進の取り組みを続けることで、最大30%の割引を受けることができます。
「健康増進型保険」への加入を検討するなら
健康志向の高まりを受けて、保険会社各社が自社の特色を打ち出せる商品の開発に力を入れていることがうかがえます。
どれも魅力的な内容に感じますが、加入を検討される際に大切なことがあります。
それは、ご自身のライフプランにおいて必要なものか考えた上で加入を決めること。
必要と判断した保険に関しては、たとえば医療保険1つとっても、各社さまざまな種類が展開されているので、「健康増進」のサービスだけでなく、保障内容自体を比較し理解することが大前提となります。
その上でほかにも気を付けておくことがあります。
たとえば、入院や手術をせず保険を使わなかった場合に払込保険料の全額または一部が戻ってくる医療保険・がん保険。
掛け捨てではない分、掛け捨ての医療保険・がん保険に比べて保険料が高くなります。
毎年の収支や今後控えているライフイベントを念頭に置いて「払っていくことができるか」判断しましょう。
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