将来、年金って本当にもらえるの?①
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こんにちは。今回は保険の連載と、前回から継続して連載している「無理せず貯金できる方法」を
お休みして、少し年金のことについてお話させていただきます
多くの人にとって「年金」は自身の老後に深く係わってくることですから、みなさん関心が高いようです。
TV などでも、特集をしていたりしますね。
私たちのマネーセミナーでもこの「年金」のお話の時間を多めにとっています。
セミナーでの、ご質問も年金に関することがとても多いのです。
もう間もなく年金を受給するご年代の方は、実際にご自身がどのくらいの金額を受け取れるのか・・
など具体的な質問が多いですが、比較的若い世代の方からのご質問でたまにこのような質問をされることがあります。
「年金っていろいろ言われてますし、
私たちが年金をもらうような歳になった時には、もう年金制度は破綻していて、
もらえないから払うのは損だとかいうことも聞きますが、どうなんですか」
私が、この仕事に就く前の学生時代は、周りの同世代はそのように言っていましたし、
私自身もそうなのだろうと漠然と思っていました
確かに、将来的な年金財源の不足を補うため、国民年金保険料の値上げが毎年行われるようになり、
受給年齢を65歳から引き上げる案も議論されていますね。
年金制度に対する不安や不満は年々高まっていますし、国民年金保険料の未納率は40%を
越えています
特に20代の未納率は高く、20代~24歳が「50.8%」
25歳~29歳が「53.4%」と半数以上が未納という状態です(2010年度/厚生労働省発表)
毎月、給料から自動的に保険料が天引きされる正社員は別ですが、
非正規社員やフリーター、自営業者、学生等は自分で納付しなくてはなりません。
月々1万4980円(2012年度)という保険料は、所得が多い少ないに係わらずみんな一律です。
そのため、所得が少ない人にとっては大きな負担になり、20代の未納率は高くなっているのでしょうね
でも、中には払えるだけの所得が充分にあっても「払うだけ損」
と意図的に払わない方もいます。
でも、本当に、今の若い世代は将来、年金がもらえないのでしょうか
そんなことは、まずあり得ません。
受け取る年金の額が減ったり、受給年齢があがることは考えられますが、
もらえなくなるということはありません。
次回、「将来、年金って本当にもらえるの?②」に続きます