【医療保険の選び方】入院日数に左右されない保障の確保が大事
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保険の見直しや新規加入を考えているお客様からよく、「どんな保障があるのかよくわからなくて」「どれを選んでいいのかよくわからなくて」というお声を頂戴します。
あなたのお家の近くにも、“保険の窓口(保険相談ができる場所)”があると思います。
こうして相談できる場所が増えたことで保険は相談しやすく、より身近に感じていただけるようになったのではないでしょうか。
ただ、こうした相談窓口はたくさんの保険会社の保険を取り扱っていることが多く、選択肢の幅が増えたことは喜ばしいぶん、迷ってしまうことも多いでしょう。
そこで今回は、医療保険の選び方で大事なポイントを1つ、ご紹介したいと思います。

入院日数に左右されない保障の確保が大事
医療保険の入院保障は、設定された入院日額×入院された日数で計算された給付金が支払われます。
ですから、給付金が支給される入院日数の選択が必要です。
ひと昔前は「120日型」など長期の保障を選択することが主流だったのですが、最近は医療技術の進歩により短期の入院が多くなってきているため、「60日型」を選択して、日帰りや1泊などの短い入院でもまとまった日数分の給付金が受け取れる特約(特則)を一緒につけるといった、短期の入院を想定した保障をおすすめしています。
そうすると長期の入院保障を選ぶのに比べ保険料を安く抑えることができますが、当然ながら入院日数を短く設定しているため、長期入院となった場合の保障がありません。
実は、入院は短期化傾向にあるといっても、脳血管疾患などの特定の病気は比較的治療にかかる日数が長くなるということがわかっています。
厚生労働省「平成29年患者調査」によると、主な疾病別の退院患者の平均在院日数は次の通りです。
悪性新生物(がん) | 17.1日 |
糖尿病 | 33.3日 |
高血圧性疾患 | 33.7日 |
心疾患(高血圧性のもの除く) | 19.3日 |
脳血管疾患 | 78.2日 |
肝疾患 | 22.9日 |
慢性腎臓病 | 47.9日 |
ですから医療保険は、短期入院も長期入院もカバーできる、「入院日数に左右されない保障を確保する」という視点が大事になります。
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入院日数に左右されない保障の確保の仕方
では実際、どのように確保したらよいのでしょうか。
まずは、現在ご加入の医療保険がある方は、かかりやすい・長期化しやすい病気の入院を支払い日数無制限で保障する特約(特則)を既契約にプラスする方法(ご契約によっては付加できない場合もあります)。
対象の疾病は保険会社によって異なります。
新規に加入される場合は、かかりやすい・長期化しやすい病気の入院を支払い日数無制限で保障する特約(特則)を最初からつけておかれることをおすすめします。
また、さらに手厚い保障を希望される場合は、日額の給付金とは別に一時金として数十万~数百万円のまとまった金額が給付される特約(特則)もあります。
付加すると保険料があがりますので、その点も考慮されて検討されるとよいでしょう。
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