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【コロナ疲れに疲れたらvol.3】「ちゃんと生きたい」という欲と「ちゃんと生きる」ことのむずかしさ

  • コロナに考える


前向きに、今できる事をやっていく!
【コロナ疲れに疲れたら】は、FPオフィスに勤めているアラサーOLが、コロナ禍で考えたアレコレを前向きに発信していく連載です。
「何を突然、壮大な語りを」と思われたら…とちょっと気恥ずかしいですが、「私は私らしく、私の望む人生を歩んでいきたい」と思っていて、そのために「お金が必要」と思っています。
同じように、毎日を自分らしく過ごすことに前向きな、あなたに届くといいなぁと気持ちを込めて書いてますので最後まで読んでいただけると嬉しいです。

前回のコラム『【コロナ疲れに疲れたらvol.2】資産運用はドラえもん!? のび太に学ぶ諦めない心』

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私のなかの「ちゃんと生きたい」という欲

いま、私のなかの「ちゃんと生きたい」欲が怒っている
毎日を丁寧に、自分や周りの人を大切にして生きていきたい!

この、「ちゃんと生きたい」欲は数年前から自覚していて、それでも何だかんだ言い訳をして目をそらしながら、私はのらりくらりとこの欲と付き合ってきました。
けど、コロナ禍に見舞われて遂に“観念”しました。

「本腰入れて向きあわなあかん!」

というのも、今まで「なぁなぁ」に付き合ってきた因果か、未曽有の出来事に私の心はめちゃくちゃぐらついたから
「この先も“いまのままの私”は嫌だな」と思ったんです

ちなみに、私のなかの「ちゃんと生きる」の指標はこんな感じ。
・規則正しい生活を送る
・心に余裕をもつ
・自分の心の声を大切にする
・依存しない
・経済的自立

ちゃんと向き合うために

「ちゃんと生きたい」欲を強く意識するようになったのはこの数年ですが、割と若い頃から自立心はあったように思います。
特にお金については「ちゃんと」を意識していて、20代の頃から毎月決まった額を貯蓄に回すようにしていました。
ただ、20代の頃の「ちゃんと生きたい」欲は今振り返ると、衝動的で気の向くままという感じだったので、計画性と持続性に欠けていました。
そして、よくわからない、漠然とした不安がつきまとっていました。

その意識が変わったのは30代超えてから
「周囲が結婚して家庭を持ったり、キャリアを積んでバリバリ仕事をしているのに、私は何も成し遂げられてない」と謎の焦りがあったのですが、FPオフィスに転職して、色んな女性のマネープランをつくるお手伝いをするようになって、自分に何が欠けていたのかが分かりました
それが先にも触れた「計画性」「持続性」です。

マネープランは文字通り「お金の計画」であり、それをつくるにはまず、老後に必要なお金を可視化する必要があります。
昨年、「老後は公的年金だけでは足りない。あと2000万円は必要」と報じた「老後2000万円問題」が話題となりましたが、私はそれまで、「老後にお金が必要」と意識して貯蓄をしていても、「いくら必要か」までは考えたことがありませんでした
「とりあえず貯蓄」している感じだったんです。

また、老後に必要なお金を出すには、自分がどのくらいの生活を希望するか、イメージするところから始まります。
このひと手間は、老後に必要な金額を導き出すだけでなく、貯蓄する目的と目標をはっきりさせて貯蓄に持続性をもたせる効果もあります。
私が貯蓄していても不安を感じていたのは、「とりあえず貯蓄」していたからなんだと気づきました

「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」

私はジブリ映画『魔女の宅急便』が好きなのですがそれは、主人公のキキから「ちゃんと生きたい」って思いを感じるからのような気がします。
人と比べて落ち込むこともあるけれど、自分ができることに目を向けて、自分らしく生きていこうと頑張る姿に励まされます
今の私は、周囲が結婚して家庭を持ったりキャリアを積んでバリバリ仕事をしていることに、「うらやましい」と感じる気持ちもあるけれど、「自分もそうなりたいか」は「?」が浮かぶなぁと
だったら今の自分を受け入れて一歩いっぽ、私が思う「ちゃんと生きる私」に近づいていけたらと、長い人生今からでも遅くないと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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