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【FP相談事例3前編】40代で住宅購入「79歳まで続く住宅ローン返済が不安」な共働き女性のマネープラン

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  • FP相談例

当連載コラムでは、女性向けに特化したFP会社として、神戸を拠点に活動している弊社の無料個別相談を利用してくださったお客様を“マネレピさん”とお呼びして、ご相談内容と弊社からのご提案をご紹介しています。

第3回目は、79歳まで続く住宅ローン月額8万円に不安を感じていらっしゃる、40代の共働き女性のお話です。
40代でマイホームを検討・購入される方が気になるのはやはり、ローンの返済が老後の生活を圧迫するのではないか、ということでしょう。
そのため、セカンドライフに入る前に、「繰り上げ返済をしたほうがいいのでは?」と考えるご相談者様は多いです。
今回ご紹介するH様も「繰り上げ返済をしたほうがいい」とお考えでした。

「退職前に繰り上げ返済をして、老後の負担をなくしておきたい」というお気持ちはよくわかります。
ですが私たちは、繰り上げ返済をおすすめしていません
これには、FPとしての私たちの見解があります。
早速みていきましょう。

⇒前回のマネレピさん『「お金を増やしたい!」新婚女性の貯蓄プラン』のお話はこちら

マネーレシピ

今回のマネレピさん

住宅を購入したことで将来について考えることになった、40代共働き女性のH様。
公的年金はご夫婦でおおよそ月額26万円が予想され、79歳まで続く住宅ローン月額8万円に不安を感じていらっしゃいました。

ヒアリングを通して分かったお悩み

■ リタイア後のローンの支払い
■ 老後資金の準備不足(ローンに全力を傾ける形になるので)

~不安を解消するために~ マネレピからの提案

最初に、「繰り上げ返済をおすすめしないのには、FPとしての私たちの見解があります」とお伝えしました。

私たちは次の理由から、繰り上げ返済のかわりに、資産運用をご提案しています。
「住宅ローンの金利より、資産運用でつく金利のほうが大きい」

人生における「資産」は「お金」だけではなく、「時間」も大切な「資産」です。
住宅ローンの金利が低い中で、住宅ローンの完済を優先する時間の使い方は、もったいないと言えます。
「借金は早く返してスッキリしたい」と感情的には思うかもしれませんが、数字的な観点から見た場合、住宅ローンの金利が低い今は、繰り上げ返済に利息を軽減する効果はそれほど大きく期待できません。

「リタイア後にローンの支払いをしなくて済むとホッとした頃には、老後資金の問題が目前に迫っていて、対処する時間もない」
なんてことになってしまっては困りますよね。

それが資産運用を選択すると、住宅ローンの返済に備えながら、老後資金の準備もすすめられるのです。
H様には、90歳までのマネープランを組み、60歳まで・20年弱の期間を資産運用に使って、65歳から毎月約8万円が確保できるプランニングをしました。
住宅ローンが終わる79歳までは返済にあてるお金として、完済後の80歳からは老後の生活資金として活用できる、H様のお悩み2つを両方解決するマネープランです。

後編予告

繰り上げ返済のかわりに資産運用を始めることで、
・リタイア後のローンの支払い
・老後資金の準備不足
2つのお悩みを一気に解決できる
ことがお分かりいただけたと思います。

実はH様にご提案したこのマネープラン、もう1つH様のお悩みを解決しているんです。
それは、H様ご自身も担当FPの話を聞くまで気づかなかったお悩みだったりします。
「何だかお分かりになりますか?」
ヒントはH様が「ご夫婦」でいらっしゃることです。
後編に続きます。

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