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【FP相談事例18】40代独身女性「老後や住宅購入、やりたい事のために少しでもお金を貯めたい」

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当連載コラムでは、女性専門のFPオフィスとして、神戸を拠点に活動している弊社の無料個別相談を利用してくださったお客様を“マネレピさん”とお呼びして、ご相談内容と弊社からのご提案をご紹介しています。

第18回目は、老後や住宅購入、やりたい事のために少しでもお金を貯めたい、47歳独身女性のお話です。

老後や住宅購入、やりたい事など、諸々の事を自分の思うように行動できることが独身生活の良いところかと思いますが、反面、それらにかかるお金は基本すべて自分で用意しなければならないことに、プレッシャーを感じることもあると思います。

U様も、『2000万円問題』が話題になった時に、周りがイデコや積立NISAなどいろいろやっていることがわかって焦りが出てきたそう。
さらに、老後のことや、まだ具体的ではないけれど住宅購入も考えるようになって、もっと将来のことを考えなければと思うように。
そんなU様に弊社のファイナンシャルプランナーがどのようなアドバイスをさせていただいたかご紹介します。

⇒前回のマネレピさん『50代独身女性「マネープランやお金の運用、今のままで大丈夫?」』のお話はこちら

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今回のマネレピさん

今までお金を貯めるという事に関心がなかったけれど、老後や住宅購入、やりたい事の為に少しでも貯めたいので、そのアドバイスが欲しいと、ご相談に訪れたU様。
『2000万円問題』が話題になり周りがいろいろやっていることがわかった時には、ネットで「NISA」「イデコ」「安心」などの言葉で色々調べたりしていたそう。
旅行が好きで、退職したら漢方やハーブを勉強して教室を開くのが夢と話してくださいました。
また、将来のことを考えて、現在ご加入の保険の保障内容に不足がないかも気になっているとのこと。

貯蓄法も保険選びも「ゴールベース・アプローチ」で考える

私たちは、貯蓄法も保険選びも「ゴールベース・アプローチ」で考えることが大切とお伝えしています。
ゴールベース・アプローチとはどういうものなのか、なぜ私たちがゴールベース・アプローチを採用しているのかについて話をしたいと思います。

ゴールベース・アプローチとは

ゴールベース・アプローチとは、「個人個人の将来の目標(ゴール)に向けて、資産などを管理していく方法」のことです。
「将来こんなことしたいな~」「こんな生活いいな~」といったお客様の希望(ゴール)を、弊社のファイナンシャルプランナーがお客様との会話を通して共有し、希望の実現のためにはどんな資産管理の仕方が求められるかを逆算し、今からできることを具現化することで、マネープランが出来上がります。

【投資入門⑥】お金を増やすだけじゃない!夢・目標を叶える資産管理法

また、高いリターンだけを求めて「投資(運用)」するのではなく、お客様それぞれのゴール実現に向けて、資産の置き場所を考え、支出をコントロールしていく資産管理の方法でもあります。

ゴールベース・アプローチは将来目標から逆算する資産管理法

なぜ、貯蓄法も保険選びも「ゴールベース・アプローチ」で考えるのか

貯蓄法と保険選び、別々で考えるのではなく、ゴールベース・アプローチという同じ俎上(そじょう)にのせて考えることをご案内しているのには、私たちなりの理由があります。

あなたは、なぜ保険に入りますか?
万が一、何かあったときの保障のため?
それもありますが、ゴールベース・アプローチで考えると別の側面も見えてきます。
「貯蓄(資産づくり)をスムーズに行うため」という理由です。

医療保険やがん保険、収入保障保険、就業不能保険、死亡保険など、あらゆる“万が一”に備える保険が世の中にはあります。
当然ながら加入するにはお金がかかります。
そしてそのお金は戻ってきません、掛け捨てです(※貯蓄の機能を併せもつタイプもあります)。
となると、どのくらいの保障に、いくらお金をかけるのか、取捨選択しなければなりません。
その判断をするときに、「貯蓄(資産づくり)をスムーズに行うために保障を持つ」という軸があると、無駄がなくなります。

『2000万円問題』に見るように、老後の資金も公的年金では足りず自助努力が求められる時代にあって、保障にお金がかかって資産形成ができないままの状態で老後を迎えるのは危険です。
だからと言って全く保障を持たないのも、万が一の事があったときに補てんすることができずに、資産形成が中断されてしまう危険をはらんでいます。

たとえば先進医療による治療。
高度な医療技術であり希望される患者さんも多いと聞きますが、公的医療保険の適用外となるため、その技術料は全額自己負担となり、高額となる場合も。
がんの治療に使われる「陽子線治療」や「重粒子線治療」、
陽子線治療なら約271万円、重粒子線治療なら約312万円の費用がかかります。
※出典:厚生労働省「第93回先進医療会議資料令和2年度実績報告」より算出

こうした先進医療の費用保障は、民間保険に加入すれば、月々百円前後の保険料負担で備えることができます。

保障と貯蓄。お客様に安心して過ごしていただけるように、お客様のライフスタイルやご希望される生活に適した塩梅を見極めてマネープランを作るためにも、私たちはゴールベース・アプローチを採用しています。

貯蓄法も保険選びも「ゴールベース・アプローチ」で考える

「NISA」「つみたてNISA」「iDeCo」は安心?

今このコラムを読んでくださっているあなたは、「NISA」「つみたてNISA」「iDeCo」に興味はありますか?
もしあるとしたらそれはなぜですか?
「なんだか良さそう」とか、プラスのイメージをもっているから興味があるのではないかな、なんて思うのですがいかがですか?

では、「投資信託」はどうでしょう?
「なんだかこわそう」とか、マイナスのイメージがあったりしませんか?
弊社にお越しくださるお客様にも、「投資信託はちょっと…(不安)」と思っていたという方、結構いらっしゃいます。

だから皆さん、「NISA、つみたてNISA、iDeCoも投資信託ですよ」という話をすると驚かれます。
「NISA」「つみたてNISA」「iDeCo」は運用益が非課税になるなどの税制上の優遇措置が受けられる制度の愛称であって、何で運用するのか?というのは「投資信託で」となります(※イデコは定期預金、生命保険、損害保険も選択できます)。
⇒詳しくは『FP相談でよくある「つみたてNISA」の思い込み』

「NISA」「つみたてNISA」「iDeCo」は安心?

こうしたイメージ先行型の判断というのは、日常生活でしばしば見られることです。
人は、意思決定をしたり判断をくだす際、経験や先入観に基づいて直感的に判断することがあります。
なぜならそのほうが、ち密な論理で一つ一つ確認していくよりも、素早く判断することができるからです。
しかしながらそれは同時に、答えの精度が保証されないということでもあります。
このことを「ヒューリスティック」といいます。

ヒューリスティックとは、行動経済学の用語です。
行動経済学によると、人は必ずしも合理的な行動をとるのではなく、多くのケースで誤った評価と直感に基づいて重要な判断をするということが証明されています。
だからこそ私たちは、結果的に合理的な人がやっているのと同様な行動を取りやすくなるように、お客様をサポートしていくことを心がけています。

~マネープランを採用していただいて~ お客様の声

手続き完了とのこと、ホッとしました。
マイホーム購入についてもご相談させて頂きありがとうございます。
そういう事もご相談させて頂けると、私のように、知識のないものにとってはとても心強いです。
今後ともよろしくお願い致します。

~ずっと身近に、ずっと安心を~ その後のお付き合い

叶えたい暮らしに向かって踏み出したお客様の思いを大切に、私たちはマネープラン実行後のフォローも行っています。
複数社にわたるご契約の一括管理や、ご住所などの各種変更のお手続き、手作りのニュースレター「くまちゃん通信」のお届けと、その内容は様々です。

日々生活していると、色々な場面でお金に関する気になる事が出てくることと思います。
そんな時に私たちを思い出していただければ幸いです。

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