70歳まで働きたくない!老後はゆっくり過ごしたいけど、どうしたら?
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最近、年金に関するニュースが相次いで報じられています。「老後2000万円」問題の報道が落ち着いてきたかなと思ったら今度は、財政検証の発表によって年金水準の低下が浮き彫りに。
現役世代の人にとって、給付水準が現在の受給世代より大幅に目減りする現実は無視できないでしょう。
年金不足が騒がれるようになって今まで以上に、「資産運用」に関する様々な情報を目にすることが増えました。
今回のコラムでは、こうした時代の流れの中で私が感じていることをまとめています。
拙い文章ですが私の等身大の思いを反映しているので、私と同じ現役世代の方に響いてくださるといいなと思います。
このページの目次
70歳まで働きたいですか?
年金の大幅な目減りを危惧して、政府は「希望する高齢者が70歳まで働ける社会」を目指すと表明し、取り組みを始めています。年金の受取額が増加する制度「繰り下げ受給」については、年齢上限を現行の70歳から75歳に引き上げることが検討されています。
希望する人が高齢になっても働き続けられるように政府が企業に働きかけることは、働き方の選択肢の幅が広がって良いことだと思います。
ただ、「70歳まで働きたい」ですか?
私は「働きたくない」です。
少なくとも、年金が期待していたよりももらえなくて、かといって自己資金もなくて、生活のためには働くしかない、という理由で働くのは嫌です。
老後はゆっくり過ごしたい。働くとしても今のようにフルタイムで働くのは身体がきついだろうし、海外旅行に行ったり、今以上に趣味の時間を充実させたい。
世論を見てみると、若い世代ほど「70歳まで働きたくない」と考えている人が多く、私と同じ30代では6割以上、20代にいたっては8割以上が「70歳まで働きたくない」と答えているとか(ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社が国内で正社員として働く日本人会社員を対象に調査したアンケート結果より)。
皆さんはどうですか?「70歳まで働きたい」ですか?
財政検証とは
そもそも、「財政検証」という言葉を初めて耳にしたという方もいらっしゃると思います。
財政検証とは年金制度が持続可能かどうかを検証する報告書であり、2004年の年金改革法によって5年に1度の割合で実施することが義務付けられました。
そのための指標が「所得代替率」です。これは、会社員と専業主婦というモデル世帯の受け取る年金が、現役世代の平均的な手取り収入と比べて、どの程度の割合かを示す数値です。
2019年度に年金を受け取り始める世帯の所得代替率は61.7%。政府は50%を割らないことを制度上の目安としています。
これに対し、経済成長の高低に応じて試算された今回の検証では、標準的な経済成長ならば50%をキープできるものの、マイナス成長だと50%を割れてしまう結果となりました。
70歳まで働いても、働かなくても「いい自分」に
私は自分が老後を迎えるとき年金だけでは生活していけないだろうと、「老後2000万円」問題が起きる前から思っていました(正確にはもっと漠然と、だけど切々とした思いで、老後破産はしたくないと思っていました)。
だから、20代の頃から資産運用をしていました。
25歳のときに知り合いのFPさんを頼って貯蓄型保険に加入しました。毎月2万円を10年間。
当時別の会社で働いていた私は、今のまま働き続けた先にある将来が不安だったし、老後のお金がすごく心配でした。
今の会社で働くようになって、資産運用の知識も増え、社長直伝の「人生の逆算」を知ってからは、今している資産運用だけでは足りないことに気づき、最近投資信託も始めました。
25歳のとき貯蓄型保険に加入したときは、当然「人生の逆算」なんて考え方は知らず、自分の老後にいくら必要かも、どうしたら老後までにその額が貯められるかも把握できていませんでした(老後が不安だったのにも関わらず)。
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欲を言えば、「もっと早くに知れていたら」、そう思います。
弊社の個別相談にお越しくださるお客様の中には、他のFPに相談されたことがある方や、銀行・証券会社から提案を受けている方もいらっしゃるのですが、「他の担当者からは聞けなかったことが知れてよかった」と感想をいただくことがよくあり、手前味噌ですがマネレピの個別相談はたくさんの「気づき」を得ることができると私は思っています。
何よりも、ご提案するプランが「なぜそのプランなのか」、その理由をお客様の生活と紐づけて話せるFPが揃っているという誇りを持って、FPのサポートをしています。
将来を見据えて早めの行動を
ちょっと熱くなってしまいましたが、日々お客様のご相談をサポートさせていただいていて感じることがあと1つあるので、もう少しお付き合いいただけたら嬉しいです。
将来のお金のこと、「まぁ、何とかなるか」と先送りにしていませんか。
「仕事が忙しい」「お金のことはよく分からなくて面倒」「貯金をしているから大丈夫」と理由は様々あるかと思いますが、将来のお金のことを考えて資産運用を始められるのであれば、「先送りにせず早めの行動」が鍵を握ります。
資産運用には、運用期間が長ければ長いほど、元本が増えていく「複利効果」というものがあります。
複利は単利と違い、投資から得られた利息を元本に組み入れ、その元本に対して利息が再度計算されます。
なので時間が経つにつれ、単利と複利で生じるリターンの差は大きくなります。
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運用できる時間がたくさんあると、取ることのできるリスクも大きく、幅広い選択肢からマネープランを作ることができます。
また、私たち現役世代が将来年金を受け取る頃の日本は「インフレ」が進んでいるだろうことも、資産運用を考える際に気に留めていただきたいです。
インフレとは、物やサービスの値段が上り、お金の価値が目減りすることを言います。
1000円で買えていたものに1200円かかるという具合に、量も中身もまったく同じ、クオリティーは変わらないのにお金の負担だけが大きくなり、1000円で出来ていたことが1000円で出来なくなります。
つまり、1000円に1000円の価値がなくなってしまうのです。
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まとめ
私のように若いときから老後破産の心配をしている人はまれかもしれませんが、多くの方が大なり小なり将来のお金が不安と感じているのではないでしょうか。
私の場合、年をとるほど心身共に無理がきかなくなってくるだろうから、老後にしんどい思いをしたくないという私の願いと、長期運用のメリットが上手く噛み合って、「やらない理由がない」というくらい資産運用に前向きですが、その辺りの感じ方は人それぞれだと思います。
私と同じように魅力を感じてくださった方には是非、「マネーセミナー」「無料個別相談」のご予約をポチッとしていただけたら嬉しいです。
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